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ブラジル戦“声出し応援”に日本代表OB苦言!選手への影響懸念も

国立競技場 写真:Getty Images

 FC東京や日本代表のOBである石川直宏氏(41)が6日、自身のツイッターアカウントを更新。キリンチャレンジカップ2022・日本代表対ブラジル代表の観戦を報告するとともに、声出し応援によりルール違反を犯した一部サポーターに対して苦言を呈した。

 日本代表はFIFAワールドカップ・カタール大会優勝候補のブラジル代表相手に0-1で敗北。それでも日本代表の奮闘ぶり、さらにはFWネイマール(30)やFWビニシウス・ジュニオール(21)などスター選手のプレーに、国立競技場に駆けつけたファンが湧いていた。

 一方、この試合では新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、声出し応援は禁止事項の対象となっていた。しかし、ゴール裏に陣取った一部の日本代表サポーターが、試合終盤にチャントを熱唱。その時の動画がツイッター上で拡散され、波紋を呼んでいる。

 石川直宏氏は試合後にメインスタンドでの観戦時の写真をアップするとともに「国立行ってきました!代表戦は久々の観戦でした! 佑都(長友佑都)頑張ってた!権ちゃん(権田修一)もスーパーだったけど、PKはネイマールが上手かった・・・」と投稿。FC東京所属のDF長友佑都(35)やかつてFC東京でプレーしていたGK権田修一(33)のパフォーマンスに言及。

 つづけて「声は無かった?と思いたいけど 汗 後押しにはならない。『あれ、声出してる』って選手たちは思ったかも」と、声出し応援による選手たちへの影響について持論を展開。その上で「63,000名を超える熱気・雰囲気はやはり素晴らしい」という文言で締めくくっている。

 声出し応援については現在もJリーグ公式戦で禁止されているが、今月から一部の試合で実証実験を行うことが決まっている。コロナ前のスタジアムの雰囲気を取り戻すべく多くの関係者が努力を重ねているだけに、もう少しの辛抱が必要だ。