明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズはベトナム代表MFグエン・クアン・ハイ(24)の獲得に向かっている可能性があるようだ。8日、タイ『Ball Thai』など複数メディアが伝えている。
身長168cmで左利きの同選手は、2015年からハノイFCに在籍。トップ下を本職とする中、2021シーズンはリーグ戦12試合中9試合に出場している。また、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選ではここまでの全10試合でスタメン出場。さらに昨年12月5日から今年1月1日にかけて行われたAFFスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)では6試合中5試合で先発出場して2ゴール2アシストをマークしていた。
そんなクアン・ハイに対しては欧州複数クラブが関心を寄せているとインドネシアメディア『BOLA TIMES』が今年1月末に報道。くわえて選手サイドが北海道コンサドーレ札幌からのオファーを拒否したことにより、ハノイFC残留に向かっていると伝えられていた。
その中、クアン・ハイ本人が欧州挑戦を望んでいるもあり、選手サイドとクラブ幹部による契約延長交渉が決裂。現行契約が今月12日に満了を迎える中、今月4日のリーグ戦でハノイFCでのラストマッチを飾っている。
ベトナムメディア『Tin Thethao』が8日に伝えたところによると、同選手の代理人はベトナム国外の11クラブからオファーが届いていることを明かしたとのこと。そのうち4クラブはオーストリアをはじめ欧州からのものであるという。
また『Ball Thai』は「新天地がどこになるのか現時点では不明だ」と報じた上で、鹿島アントラーズが獲得に乗り出す可能性があることもあわせて伝えている。
先月29日開催のカタールW杯アジア最終予選・日本戦でフル出場し、歴史的なドロー劇を演出していたクアン・ハイ。欧州志向が強いと言われる中、果たしてJリーグクラブが争奪戦を制することはあるのだろうか。
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