ラ・リーガ バルセロナ

ミランGKドンナルンマ、代理人がバルサへ逆オファーも…今夏残留も示唆

ジャンルイジ・ドンナルンマ 写真提供: Gettyimages

 ミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマは今夏退団が噂されているが、ここにきてバルセロナ移籍の可能性が浮上しているようだ。21日、スペイン紙『アス』が報じている。

 ドンナルンマはミランのトップチーム昇格以降、一時期は不調に陥っていた。しかし、今季ここまで公式戦47試合でフル出場を果たしており、うち14試合でクリーンシートを達成。正守護神としてクラブの上位躍進に大きく貢献している。一方、ドンナルンマはミランとの現行契約が今年6月に満了を迎えるものの、現時点で新契約締結の合意に達していない。また、同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏が年俸の引き上げ、契約期間の短縮、契約解除条項の設定など様々な要求を突き付けていると伝えられている。

 また、ミランは今年3月末に年俸700万ユーロ(約9億円)+ボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)による新契約のオファーを再度提示したが、年俸1000万ユーロ(約13億3000万円)を求めるライオラ氏はこれを却下。先月には両者による交渉が中断する中、ユベントスが巨額の年俸を用意して獲得に乗り出すと伝えられていた。

 その中、ライオラ氏はバルセロナ首脳陣に対してドンナルンマ獲得を提案した模様。ただ、ミランが来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した場合には、同選手が残留することもあわせて伝えたようだ。

 なお、バルセロナは新型コロナウイルス感染拡大の影響により財政面で問題を抱えていると伝えられている。また、ジョアン・ラポルタ会長はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの契約延長を最優先事項に掲げており、資金捻出のためにフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンやブラジル代表FWフィリペ・コウチーニョなど数選手の放出に踏み切る可能性が高いようだ。