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ナポリ監督退任が濃厚であるガットゥーゾ、フィオレンティーナからのオファー拒否が明るみに…

ジェンナーロ・ガットゥーゾ 写真提供: Gettyimages

 ナポリを率いるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督はフィオレンティーナからの指揮官就任の打診を断ったようだ。2日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ガットゥーゾは2019年12月にカルロ・アンチェロッティの後任としてナポリの指揮官に就任すると、昨季はコッパ・イタリアのタイトルを獲得。しかし、今年1月24日に行われたセリエA第19節・エラス・ベローナ戦で1-3と敗れたことをきっかけに進退問題が浮上すると、クラブ首脳陣が後任人事の選定を行っていることに対して不快感を示していた。また、ガットゥーゾとナポリの契約期間は今年6月までとなっているが、クラブ側の対応に不満を抱いている本人は契約更新を行わず今季終了後にクラブを離れる意向をすでに固めているものとみられる。

 一方、フィオレンティーナは今季序盤から黒星が先行すると、昨年11月にジュゼッペ・イアキーニ監督を解任し、チェーザレ・プランデッリ氏を招へい。しかしチーム全体の状況は好転することなく、今年3月下旬にプランデッリ監督の辞任に伴い、イアキーニが再びチームを率いている。

 フィオレンティーナは今夏での指揮官交代を視野に入れているものとみられる。その中、クラブ首脳陣はガットゥーゾ監督の代理人にコンタクトをとったものの、このオファーを拒否されたようだ。また、現在サッスオーロを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督にも就任の打診を行ったが、断りの連絡を受けたようだ。

 なお、ガットゥーゾの去就を巡っては、プレミアリーグのウルバーハンプトン・ワンダーラーズが招へいに動いていると伝えられている。