プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド

ファーガソン政権下で猛威を振るった名コンビ6選

アレックス・ファーガソンがマンチェスター・ユナイテッドの監督を勇退し数年が経った。その数年間はユナイテッドにとって難しい時間であり、かつての成功と比べると、物足りないシーズンが続いた。しかし、オーレ・グンナー・スールシャールが監督に就任すると、チームの調子は上向きに。かつての輝きを取り戻そうとしている。多くの才能ある選手が自身の実力を証明しはじめたと言えるだろう。かつて、ファーガソンが率いたユナイテッドでは名コンビと呼べる、圧倒的なクオリティと攻撃力を持ったコンビは何組も生まれた。スールシャール政権下でも、そんな名コンビは生まれる(生まれている)だろうか。今回は、かつてファーガソン政権下で猛威を振るった名コンビをご紹介する。


ファン・ニステルローイ&ベッカム

この2人のコンビが真っ先に頭に浮かぶ人は少ないかもしれない。ただ、サッカー史屈指のストライカー、ルート・ファン・ニステルローイとサッカー史屈指のクロサー、デビッド・ベッカムは数多くのゴールを2人で生み出した。ベッカムから供給される超高精度クロスに対し、ファン・ニステルローイはいるべき場所ですべきことをし続けて、ゴールを量産した。オランダ人とイングランド人の関係性は、ユナイテッドで大きな成功をおさめてたと言っていいだろう。


キーン・&スコールズ

プレミア史上最も強力で凶悪なコンビはロイ・キーンとポール・スコールズだろう。お互いがお互いの長所と短所を完全に補完しあい、中盤を制圧した。キーンが中盤のパニッシャーだとしたら、スコールズは中盤のマジシャン。この2人が長くユナイテッドでプレーしたことが、ユナイテッドの中期的な成功に繋がったと言っても過言ではない。1999年の3冠達成には、彼らの力が必要不可欠だった。


カントナ&ヒューズ

エリック・カントナとマーク・ヒューズのコンビは90年代初頭のサッカー界において、突出していた。お互いが試合のリズムを生み出す能力を持ちながら、互いに悪い意味で干渉することがなかった。1人がエリア内をオフ・ザ・ボールの動きでかき乱し、もう1人がネットを揺らす。シンプルかつ強力な攻撃だ。このコンビは2度のプレミアリーグ優勝など、多くのタイトルを勝ち取った。


ヨーク&コール

サッカー史上最強の2トップを議論したとき、かならず名前が挙がるのがドワイト・ヨークとアンディ・コールだ。“ホットセット”は3冠をはじめ、数多くのタイトル獲得に大きく貢献した。彼らは2トップを組むために生まれてきたといっても過言ではないほど相性が良かった。お互いの思考や気持ちを共有しているかのように振舞い、お互いがお互いをアシストし続けた。ユナイテッド史上最強のコンビの1つだ。


ルーニー&ロナウド

ウェイン・ルーニーとクリスティアーノ・ロナウドはユナイテッドをサッカー界トップのクラブに押し上げた。ファーガソンがユナイテッドで成功を収めた一因は若い才能を信用し、開花させたことであり、この2人はその象徴のような選手だ。3度のプレミアリーグ制覇、チャンピオンズリーグ(CL)優勝など、若い力で勝ち取ったタイトルは数知れず。間違いなく名コンビと呼べるだろう。


ファーディナンド&ビディッチ

リオ・ファーディナンドとネマニャ・ビディッチのコンビは、プレミア史上最強のCBコンビと言えるだろう。彼らの能力が素晴らしかったこともあるが、何よりも調子を落とさないことが素晴らしい。両者ともに、常に一貫したパフォーマンスを見せることができた。また、彼らのユナイテッドへの忠誠心も忘れてはいけない。当時のユナイテッドで最も代えの利かない、最強のCBコンビだ。


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名前:菊池大将
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