ナポリのカリドゥ・クリバリ（写真左） 写真提供:GettyImages
ナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリは現地時間26日行われたセリエA第18節・インテル戦で差別チャントを受けたことについて試合後にメッセージを残しているようだ。
クリバリはこの一戦で先発出場を果たしたものの、インテルの一部サポーターから繰り返し差別チャントを浴びせられていた。そして80分にイタリア代表FWマッテオ・ポリターノの突破を止めてイエローカードを提示されると、主審への抗議のジェスチャーを示し、2枚目のイエローカードを提示され退場となっている。
そのクリバリは試合後に自身のSNSを通じて「試合に敗れて失望している。中でもあの退場にはね。けど僕はフランス人として、セネガル人として、そしてひとりのナポリの人間として自分の肌の色に誇りを持っている」とコメントを残しおり、人種差別を受けたことを明らかにしている。またカルロ・アンチェロッティ監督も試合後に人種差別が今でも根深いイタリアサッカー界に対して警鐘を鳴らす言葉を残した。
この一戦がシーズン後半戦への折り返し手前におけるリーグ2位と3位のビッグマッチということもあり、注目度は高かっただけに、今回の人種差別は特に水を差す形となってしまった。
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