代表チーム ベルギー代表

「驚くことではない」 ベルギー代表選手が指揮官マルティネスの手腕を称賛

 ボルシア・ドルトムントに所属するベルギー代表MFアクセル・ビツェルはレアル・マドリードの指揮官候補にベルギー代表を率いるロベルト・マルティネスの名前が挙がったことに驚きを感じていないようだ。現地時間10日、ベルギー紙『L’Avenir』がこれを伝えている。

 マドリード指揮官を巡っては、現地時間10月28日に行われたラ・リーガ第10節・バルセロナとの“エル・クラシコ”で5-1と歴史的大敗を喫したこともあり、クラブは翌日にフレン・ロペテギ監督の解任と併せて下部組織の指揮官を務めていたサンティアゴ・ソラーリ氏の内部昇格を公式発表している。

 ただソラーリ氏は原則として暫定監督として約2、3週間の間チームを率いるものとみられ、現在クラブ首脳陣は後任監督を探していると伝えられている。

 その後任候補としてワールドカップ・ロシア大会でベルギー代表を史上最高成績の3位に導いたロベルト・マルティネスの名前が挙がっている。

 その中、ビツェルはマルティネス監督の働きぶりについて「ここ数年間にわたり彼は素晴らしい仕事を手掛けたよ。特にロシアでのワールドカップではそうだった」と高く評価している。

 そして同選手は「彼がベルギー代表を離れるとなると大きな損失だね。彼は我々を非常に高いレベルまで引き上げた。もしマドリードが彼を欲しがっているならば、全然驚くべきことではないね」とコメントを残している。

 なお王立ベルギーサッカー協会は契約期間を2020年まで残しているマルティネス監督の引き抜きをけん制する動きを見せるとともに、EURO2020で指揮を同監督に託す姿勢を鮮明に打ち出している。