J1リーグ所属の鹿島アントラーズは日本代表DF植田直通のベルギー1部・セルクル・ブルージュKSVへの完全移籍を12日夕方に公式発表した。
各年度別の日本代表に選出され続けるなど、頭角を現していた植田は2013年に鹿島アントラーズに入団すると、2014年にはリーグ戦で20試合に出場するなど早くもチームの主力に成長。2016年にはチームのJ1リーグ制覇に貢献すると、昨季は日本代表DF昌子源とともに不動の最終ラインの一角を担っていた。そしてクラブでのパフォーマンスが認められる形で日本代表にも招集されるようになり、2018年のワールドカップ・ロシア大会ではキャリア初となる23枠の本大会メンバーに選出されていた。
同選手は自身初となる海外挑戦について「アントラーズでは5年半プレーさせてもらいましたが、試合に出られない時も、出ている時も、何ものにも変え難い濃密な時間を過ごすことができました。チームメート、スタッフ、フロントの方々と一緒に戦えたことは僕の財産ですし、いつも熱い声援を送ってくれるサポーターの皆さまがいたからこそ、ここまで成長できたと断言できます。しかし、自分にはサッカー選手として世界で活躍するプレーヤーになりたいという目標があり、今回のW杯をベンチから見て、世界の舞台で戦う選手たちと勝負するためには、もっともっと成長しなくてはいけないという思いを強くしました。シーズン途中の大切な時期にチームを離れることになり、本当に申し訳なく感じています。皆さんに成長した姿を見せられるよう、またいつか、素晴らしい形で再会できるよう、自分らしく戦ってきたいと思います。これまで応援していただき、本当にありがとうございました(鹿島アントラーズ公式サイトより抜粋)」とコメントを発表している。
なお鹿島アントラーズによると、植田は7月15日にベルギーに向けて出発し、到着次第セルクル・ブルージュKSVのメディカルチェックを受ける予定となっている。
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