
2026/27シーズンの明治安田J2リーグは10月18日に第11節までの日程が終了。ここまでは、ベガルタ仙台が第2節以降10戦負けなしという安定感を見せつけて首位に立ち、そんな仙台を勝ち点4差でRB大宮アルディージャとアルビレックス新潟が追う展開となっている。
毎年注目となるプレーオフ圏争いは、今季も大混戦の様相となりそうだ。現在6位につける湘南ベルマーレのここまでの勝ち点は18。しかし、勝ち点5差以内に15位までのクラブが入っており、序盤戦とはいえ団子状態となっている。
そんな中、勝ち点13で14位につけるモンテディオ山形も、もちろん昇格を狙うチームの1つだ。開幕当初は第3節から早速今季初の連勝を挙げるなど好スタートを切ったかに思われたが、第5節からの3連敗もありやや出遅れる形となった。直近も2連敗中と苦しんでいたが、第11節藤枝MYFC戦(10月17日)で失点を0に抑えての引き分けで連敗をストップ。次節以降の巻き返しを図る。
まだまだ下位にいる山形だが、ここからの戦いで頼もしいのが新戦力の活躍ぶりだろう。早くもスタメンに定着した選手が複数出ており、今後さらに彼らがチームに浸透することで、勝ち点獲得につながる予感を漂わせる。ここでは、今夏山形に加わった5名の選手について、その活躍をA~Cの3段階で評価していく。

評価A:守備陣の軸となった3選手
- GK佐藤瑠星(浦和レッズより期限付き移籍)
- DF杉井颯(鹿児島ユナイテッドより完全移籍)
- DF森岡陸(ジュビロ磐田より完全移籍)
守備陣には、今夏の新戦力で早くも定位置獲得に成功した選手が複数いる。中でも浦和レッズから期限付きで加入したGK佐藤瑠星は、1月にプロキャリアを始めたばかりとは思えない安定したパフォーマンスで、守護神の座を任されている。
所属元である浦和での出場経験がないまま、6月に山形への期限付き移籍が決まった佐藤。しかし、いざシーズンがスタートすると開幕戦からスタメンを勝ち取り、ここまで11試合すべてにフル出場を果たすほどチームにとって欠かせない戦力となっている。また、セーブ総数とセーブ率はともにリーグトップクラス。J1でのプレー経験が豊富な選手の多いJ2リーグの中でも、決して見劣りしない数字を残している。GK西川周作の後釜を狙う選手でもあることから、J2での活躍とはいえ所属元の浦和のファンやサポーターにとっても頼もしく映っていることだろう。
DFラインではDF杉井颯とDF森岡陸の2名が新加入ながら存在感を放ち続けている。ともにここまで11試合すべてに先発しており、杉井はフィールドプレーヤーで2名しかいないフル出場が続く選手となっている。杉井は昨季以前、長野パルセイロや鹿児島ユナイテッドでJ3をメインに活躍してきた選手。昨季鹿児島で35試合4ゴール3アシストの数字が示す通り、豊富な運動量で攻撃面でも見せ場の作れる選手だ。今季は2020年ツエーゲン金沢時代以来となるJ2の舞台だが、ここまで1ゴール2アシストと早くも結果を残し、不動の左サイドバックとしての地位を確立させた。今後はますます得点に関わる働きが期待される。
森岡もここまでの11試合はほぼフル出場が続く。百年構想リーグまで所属していたジュビロ磐田では、必ずしも出場機会の多い選手ではなかったが、ここにきてようやく定位置を掴んだ。直近の第11節藤枝戦(10月17日)で前半終了間際に負傷交代した影響が懸念されるが、すでに山形の守備陣にとってなくてはならない存在であることは間違いない。
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