
9月19日、20日に行われた第8節を最後に、中断期間に入っている2026/27シーズンの明治安田J1リーグ。10月9日からの第9節再開を前に、百年構想リーグの覇者であるヴィッセル神戸を筆頭とした上位勢は、勝ち点20を目前にしたところで足を止めている。
ここまで12チームが勝ち点2桁台に乗せて上位争いを睨むなか、未だ一つの白星も挙げられず苦しい序盤戦を過ごしているのが東京ヴェルディだ。ここまでの戦績は4分4敗。失点数はJ1リーグ全体で見ても決して多い数字ではないものの、得点数がわずかに4と得点力不足が浮き彫りとなっている。
苦戦の主な要因として挙げられるのが、主力選手の相次ぐ負傷だ。2024年のJ1昇格以降いずれも30試合以上に出場してきたDF宮原和也が右膝前十字靭帯損傷と半月板損傷。さらにJ2時代からチームの要として君臨してきたMF森田晃樹も左脛骨疲労骨折により離脱と、中心選手をいずれも怪我により欠く序盤戦となっている。
とはいえ、このままズルズルと未勝利が続けば再びJ2へ戻ることになりかねない。そこで頼りにしたいのが今夏新たにチームへ加わった選手たちだ。厳しい序盤戦の戦況からか、9月以降も相次いで選手の補強を行った今夏。ここでは、この先チームのカギを握るだろう東京Vの新加入選手たちについて、まずはここまでの活躍ぶりをA~Cの3段階で評価していく。

評価A:頼もしすぎる22歳
- DF溝口修平(鹿島アントラーズより期限付き移籍)
開幕から未勝利の続く東京Vにとって、数少ない希望と言えるのが今夏鹿島アントラーズから期限付きで加入したDF溝口修平の活躍ぶりだろう。
これまで、2022年に鹿島でトップ昇格を果たして以降、常勝軍団の分厚い選手層の前になかなか出場機会を得ることができなかった溝口。最もゲームに絡んだシーズンでも昨季の10試合出場のみであり、うち7試合が途中出場だった。百年構想リーグではスタメンでの出場機会を増やしていたが、同ポジションのDF安西幸輝やDF小川諒也といった選手たちの壁は厚く、定位置確保には及ばない結果となっている。
しかし、東京V加入後は開幕から7試合に先発中。まぎれもない主力として、早々に地位を築いた。川崎フロンターレとの開幕戦では、後半早々に今季のチーム初ゴールとなる先制点をマーク。加えて、第7節ジェフユナイテッド市原・千葉戦(9月13日)には、ゲーム最終盤に同点ゴールをアシストするなど、勝ち点獲得に大きく貢献している。
総走行距離と総スプリント回数はいずれもチームで3番目の数字。運動量からもすでに欠かせない存在となっていることが窺える。鹿島ではなかなか与えられなかったJ1での出場機会。欲していた定位置を掴んだ今、溝口にはさらなる進化を期待したい。
コメントランキング