リバプール所属の日本代表MF遠藤航は、今月9日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)トゥールーズ戦で先発出場も、低調なパフォーマンスを露呈。イギリス国内で批判を浴びる中、韓国では同選手に対する誹謗中傷が沸き起こっている。
昨季までブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトのキャプテンとして活躍していた遠藤だが、今年8月のリバプール移籍以降は出場機会が限定。先月26日に行われたELトゥールーズ戦で移籍後初ゴールをマークしたとはいえ、プレミアリーグではほぼ全試合でベンチスタートだ。
そんな中で迎えたトゥールーズとのリターンマッチでは、スタメン出場もハーフタイムで途中交代。前半35分に相手の足を踏みつけてイエローカードを提示されると、40分には背後からのタックルでファウル。あわや2枚目のイエローカードが提示されるかというシーンだっただけに、リバプールの地元紙『リバプールエコー』など複数メディアから酷評されている。
すると韓国メディア『スポータルコリア』も『リバプールエコー』の報道内容を引用して、遠藤批判に加勢。トゥールーズ戦における同選手のパフォーマンスを伝えた上で「遠藤は周囲の期待に反して、リバプールでレギュラーに定着していない。プレミアリーグではスタメン出場1試合にとどまっており、主にELやリーグカップ戦で出場機会を得ている。徐々に調子を上げてきていると思われていたが、トゥールーズ戦を通じてまだ本調子ではないことを示した」と、日本代表MFに厳しい視線を送っている。
さらに遠藤の低調ぶりを伝える韓国メディア『FMコリア』のネット掲示板では、「リバプールはなぜ30歳の選手を獲得したのか」「シュツットガルトは遠藤が退団した途端、ブンデスリーガで上位争いを繰り広げている」といった皮肉が。中には「遠藤はリバプールでキャリアエンドか」などと、同選手に対する誹謗中傷メッセージも見受けられる。
プレミアリーグ挑戦という夢を実現させた遠藤。キャプテンとして日本代表をけん引する一方、新天地で早くも正念場を迎えている。
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