明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスで今季からヘッドコーチを務めているジョン・ハッチンソン氏は、久々に家族と再会したことに感激しているようだ。
オーストラリア人のハッチンソン氏は、今年1月に横浜F・マリノスに招へいされると、アンジェ・ポステコグルー前監督の右腕としてチームの上位躍進に大きく貢献。ポステコグルー監督はスコットランド1部の強豪セルティックの指揮官に就任したため、シーズン途中でチームを離れたが、松永英機暫定監督やケヴィン・マスカット現監督のもとでも引き続きマリノスを支えている。
一方、日本では新型コロナウイルス感染拡大対策により、プロ野球やJリーグ、Bリーグでプレーする外国籍選手やコーチ、関係者の家族が入国できない状況が続いていた。そのため、ハッチンソン氏も自宅ではひとりで生活を送ってきたが、先月に日本政府は外国人選手の家族の入国を認めることを関係機関に通知している。
その中、ハッチンソン氏は今月4日に自身のSNSアカウントを更新。「5カ月と4日にもわたって離れ離れだったけど、家族がついに(日本に)来てくれる。空港で息子と娘を驚かすことが待ち切れないね。家族が隔離期間を終えてから、日本を案内するのが楽しみだよ」と家族との再会を報告するとともに、シドニー国際空港の出国ゲートにいる息子と娘の写真を掲載した。
なお、ハッチンソン氏は現役時代にオーストラリアや中国の複数クラブでプレーした経験を持っているほか、マルタ代表として国際Aマッチに11試合出場している。同氏は2015年に現役を退くと、A級のUEFAプロライセンスを取得。2016年にオーストラリアのセントラルコースト・マリナーズFCのコーチに就任して指導者キャリアをスタートさせると、2017年からおよそ2年間にわたりアメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)に所属するシアトル・サウンダーズFCのリザーブチームでコーチや監督を歴任。その後、2019年に一度オーストラリア国内のクラブでコーチを務めた後、昨年は再びMLSのシアトル・サウンダーズに赴き、トップチームのコーチを務めている。
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