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存在感を示せなかった上田綺世、PKの責任を負おうとはしなかった「人それぞれだ」

上田綺世 写真:アフロスポーツ

 オランダ1部エールディビジのフェイエノールトに所属する日本代表のFW上田綺世は、現地3月22日に行われたアヤックス・アムステルダムとの試合(1-1)でチームメイトのDF渡辺剛と共に先発出場したが、ゴールを決められず、またも強豪相手に結果を残せなかった。フェイエノールトが84分に得たPKの場面でも上田はキッカーを務めず、チームメイトのMFヤクブ・モデルがゴールを決めた。

 オランダメディア『De Telegraaf』は、「上田は再び違いを生み出すことができず、攻撃面で決定的な関与を見せることもなかった」と伝えた。今冬の移籍市場でフェイエノールトへ加入したFWラヒーム・スターリングも低調な出来に終わり、アヤックス守備陣への圧力やフェイエノールトのチャンス創出は、期待されたほど効果的ではなかったと同メディアは指摘した。

 また、同国メディア『VoetbalPrimeur』は、フェイエノールトの指揮官ロビン・ファン・ペルシ監督がアヤックス戦の前にPKキッカーの順番を決めていたとの内容を伝え、同試合では、上田ではなく、モデルがPKを担当した経緯を説明した。

 「上田はリストの一番手ではなかった。スターリングが一番手だったが、その時点ですでにピッチにいなかった。だからモデルが蹴ることになった」と同試合後の記者会見で同指揮官は説明した。

 その上でファン・ペルシ監督は、上田がPKの責任を負おうとしなかったことについて不思議には思っていないとし、「人それぞれだ。私はストライカーとして、昔は進んで蹴っていた」と語ったと同メディアは伝えた。

 また、『De Telegraaf』は、同試合でフェイエノールトの前線の決定力向上と連携強化の必要性が改めて浮き彫りになり、高い期待を背負う選手たちの個々のコンディション低下にも批判が向けられたと指摘した。さらに、戦術や交代策、そしてビッグマッチで誰が違いを生み出せるのかという点が問われ、多くのフェイエノールトサポーターが望んだ流れにならなかったと伝えた。