Jリーグ サンフレッチェ広島

広島MF中島洋太朗、海外で注目を浴びる?追うべき若手選手50人に選出

中島洋太朗 写真:Getty Images

 J1リーグのサンフレッチェ広島に所属するMF中島洋太朗(18)が海外で注目を浴びはじめている。伊メディアで「2025年に追うべき若手選手50人」に取り上げられ、バイエルン・ミュンヘン、ユベントス、モナコ、トッテナム・ホットスパーなどの多くの大手クラブの若手選手と並んだ。

 中島は、広島市立牛田新町小学校3年生時にサンフレッチェ広島ジュニアに加入。2023年9月、17歳4ヶ月にしてトップチームに昇格し、このプロ契約締結はクラブ史上最速である。2024シーズンはJ1で12試合に出場し、クラブの欠かせない戦力になりつつある。

 2018年から7年連続で同コンテンツシリーズを掲載している伊メディア『Ultimo Uomo』は、中島について以下のように伝えている。

 「中島のプレースタイルは、日本のサッカースクールがミッドフィールダーに教え込む特長を凝縮したものだと言える。広い視野を持ち、ゲームの流れを読み、素早い思考速度を備えている」

 「テクニカルで創造性に富んでいる。それは狭いスペースでも、ロングパスにおいても同様。ユースレベルではどのような役割でもこなした。ディフェンスライン前でのアンカー、攻撃的なインサイドハーフなど、ボールがよく触れるポジションが理想的だ」

 「フィジカル面では、まだ完全には成長しきってはいないものの、オールラウンドなミッドフィールダーとしての潜在能力を発揮するための素質は十分に備えている。トップチームでも自然とよく動き回り、即座にプレスを試みる姿勢を見せている。攻撃面ではシュートチャンスがあれば恐れずにゴールを狙う」

 広島は中島との契約更新を2024年12月28日に公式に発表。従って中島の海外挑戦はまだ先の話であろう。2025シーズン、どれほどの活躍を見せてくれるのか非常に楽しみだ。