Jリーグ 清水エスパルス

清水エスパルスの今冬補強を評価。主力が一部流出も新戦力に期待大!

カピシャーバ(セレッソ大阪所属時)写真:Getty Images

MF(ミッドフィールダー):評価B

IN

  • 嶋本悠大(大津高校より加入)
  • 小竹知恩(ユースからトップ昇格)
  • カピシャーバ(セレッソ大阪より完全移籍)
  • 弓場将輝(大分トリニータより完全移籍)
  • 齊藤聖七(ザスパ群馬への期限付き移籍より復帰)
  • 小塚和季(ソウルイーランドより完全移籍)
  • 中原輝(サガン鳥栖より期限付き移籍)
  • マテウス・ブエノ(グアラニより完全移籍)

OUT

  • 川谷凪(奈良クラブへ期限付き移籍)
  • 中村亮太朗(モンテディオ山形へ完全移籍)※昨季は鹿島より期限付き移籍で加入
  • 成岡輝瑠(レノファ山口へ完全移籍)
  • 西澤健太(サガン鳥栖へ完全移籍)

中盤は昨季の主力で言えば鹿島アントラーズから期限付き移籍していた中村亮太朗が、クラブの生え抜き選手で言えば成岡輝瑠と西澤健太がそれぞれ他クラブへ完全移籍となり、ファンやサポーターにとっては寂しさも多い冬となった。

しかし、新たにチームへ加わる選手の顔ぶれはルーキーも含め豪華だ。最大の目玉はセレッソ大阪から加入したカピシャーバ。スピードとテクニックを活かした突破で、多くのチャンスを生み出してくれるだろう。また、同じくレフティの中原輝も注目選手の1人。昨季は怪我に苦しみながらもシーズン終盤の2試合で2ゴール2アシストと圧巻のパフォーマンスを見せていた。また、中央の新戦力では弓場将輝と小塚和季を獲得。弓場は豊富な運動量と高いボール奪取力が期待でき、年齢的にも22歳とまだまだ伸び盛りなことも高く評価できる。小塚は高い技術とアイデア溢れるプレーが魅力。新たな攻撃の起点として注目だ。

主力の流出が少ない中で即戦力を数多く獲得できた中盤。J1での経験値やこれまで所属したクラブでの出場機会、ゴールやアシストといった勝利に直結する数字の部分など個々にやや物足りない要素はあるものの、戦力アップは図れたと言えることから評価を「B」とした。


アフメド・アフメドフ(スパルタク・ヴァルナ所属時)写真:Getty Images

FW(フォワード):評価B

IN

  • アフメド・アフメドフ(スパルタク・ヴァルナより完全移籍)

OUT

  • 加藤拓己(SC相模原へ期限付き移籍)
  • ルーカス・ブラガ(期限付き移籍期間満了)
  • 安藤阿雄依(沖縄SVへ育成型期限付き移籍)

最前線には楽しみな新戦力が加わる。ブルガリア代表で2024/25シーズンはここまでリーグ戦において19試合に出場し16ゴールと高い得点力を誇るアフメド・アフメドフを獲得。昨季チームトップスコアラーの北川航也や前線のターゲットとして存在感を放ったドウグラス・タンキ、途中加入から3試合連続ゴールなどで勝利に貢献したアブドゥル・アジズ・ヤクブといった選手たちも健在なことから、よりハイレベルなポジション争いからの底上げも期待できる。一方で昨季チーム2位の8ゴールをマークしたルーカス・ブラガが期間満了に伴いチームを去った。サイドの選手は中盤で補強を図れているが、加入初年度から活躍を見せていただけに残念な退団となったのは間違いない。

また、気がかりなのがチームを5シーズン支えてきた背番号「10」カルリーニョス・ジュニオの契約更新が未だ発表されていない点。推進力や得点力だけでなく、献身的な守備でも貢献していた頼れる選手なだけに、万が一チームを去ることになれば戦力ダウンにつながる。現時点では大いに期待の新戦力もいることからFW陣の評価は「B」としたいが、カルリーニョスの去就によっては評価が下がるという見方もできよう。

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名前大島俊亮
趣味:サッカー観戦、ゲーム(スポーツ、シミュレーション、アクションなど)
好きなチーム:Jリーグ全般

サッカーを中心に、スポーツやエンタメなど複数ジャンルを扱うライターとして活動しております。Jリーグを中心に、日本のサッカーファンが楽しめる記事執筆を心がけていきますのでよろしくお願いします。

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