プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、1月の移籍市場で大きな動きを見せる可能性が報じられている。ユナイテッドのFWマーカス・ラッシュフォードがバルセロナへ移籍し、バルセロナのFWアンス・ファティが逆にユナイテッドへ加わる交換移籍案が検討されていると報道された。
このトレード案は両クラブの戦力強化だけでなく、停滞気味のキャリアを歩む両選手の再起を図る狙いがあるようだ。
ラッシュフォードはこれまでユナイテッド一筋でプレーし、公式戦426試合で138ゴールを記録している。しかし、2022/23シーズンの一時的な活躍を除けば、ここ数年は成績が低迷。特に2021/22シーズン以降は99試合でわずか20ゴールと、期待を裏切る結果に終わっている。
ファティもまた、昨2023/24シーズンにプレミアリーグのブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンへのレンタルで27試合4ゴールと振るわなかった。そして、今2024/25シーズンもバルセロナでの出場機会は限られており、22歳とまだ若いファティの調子を取り戻すためにも新天地での挑戦が模索されている。
トレード案は、ユナイテッドのルベン・アモリム監督がラッシュフォードを最近の試合で起用しなかったこと、さらにラッシュフォードがインタビューで新たな挑戦を求める意向を示したことで現実味を帯びている。バルセロナではハンジ・フリック監督がファティの放出に合意し、デコSDが交渉を進めているとされている。
バルセロナは、ラッシュフォードの多才な攻撃力が同クラブのFWロベルト・レバンドフスキやFWラフィーニャらとの競争を生み、前線の強化につながると期待している。一方、ユナイテッドにとっても、ファティの加入は攻撃陣の層を厚くしつつ、彼自身が新たな環境で自信を取り戻し、再び輝きを取り戻すための重要な契機となるかもしれないと期待されている。
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