スロバキア代表FWアレクサンダル・チャヴリッチには、スロバキア1部SKスロヴァン・ブラチスラヴァ復帰の可能性が報じられていたものの、鹿島アントラーズへの完全移籍移行に向かっているという。
シーズン開幕当初はスタメン出場が続いていたものの、4月28日のJ1第10節ガンバ大阪戦以降はスーパーサブとしての役割を担っていたチャヴリッチ。怪我の治療のためすでに帰国しているが、スロバキアメディア『SPORT7』は12月10日に「チャブリッチにスロバキア復帰の可能性が報じられている。鹿島へ完全移籍の可能性は低いだろう」と、鹿島退団の可能性を報道。一方で、『Sport24』は「彼は明らかに母国を懐かしんでいるが、まだ日本で有効な契約がある。たとえ復帰を検討しているとしても、現時点では非現実的だ」と、対照的な見解を示している。
ブラチスラヴァの関係者は17日、スロバキアの公共放送『スロバキアテレビ』の番組に出演した際、チャヴリッチの去就について以下のように語っている。
「(鹿島との契約は2025年1月末に終了するが、)買い取りオプションは行使されるはず。彼は間違いなく鹿島所属選手であり続ける。鹿島での年俸は、我々の条件と比較にならない。(彼の復帰については)現時点で一刻を争う問題ではない」
鹿島でのプレー動画、鹿、ハート、息を吐く顔の絵文字等によるインスタグラムの投稿で注目を集めていたチャヴリッチ。鹿島残留を願うメッセージが数多く寄せられているが、ブラチスラヴァ関係者のコメントを踏まえると、2025シーズンも鹿島でプレーする可能性が考えられる。
なお報道によると、鹿島はセレッソ大阪所属FWレオ・セアラの獲得交渉を進めているとのこと。FW鈴木優磨、レオ・セアラ、チャヴリッチというJリーグ屈指の強力な攻撃陣が形成されることを、多くのファン・サポーターが期待しているはずだ。
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