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浦和レッズ移籍報道も。元ブラジル代表オスカルの去就を左右する人物とは?

オスカル 写真:Getty Images

 FIFAクラブワールドカップ2025への参戦により、今オフの大型補強が予想される浦和レッズ。柏レイソル所属MFマテウス・サヴィオ、AEKアテネ所属スウェーデン代表FWニクラス・エリアソンを獲得する可能性が取りざたされる中、中国1部・上海海港を退団した元ブラジル代表MFオスカルの去就報道が過熱している。

 公式戦で16ゴール29アシストと、中国でのラストシーズンでも結果を残したオスカルには、以前からアメリカや中東行きの可能性が報じられているが、ブラジルのサッカー情報に詳しいライザ・シンプリシオ氏は12月4日に「カタールと日本のクラブが接触」とリポート。ブラジルメディア『Bola Vip』は、一部情報筋の内容をもとに浦和からの関心を伝えている。

 一方で米メディア『ESPN』は10日、選手サイドから独自に入手した情報として「オスカルが2025年にブラジルへ戻ることはない」と報道。ブラジル1部サンパウロとの交渉破談を伝えたが、それでも同クラブ会長は獲得を諦めていないという。

 ブラジルメディア『グローボ』は16日、オスカルとサンパウロの現状について「オスカルは家族の決断により、ブラジル国内でプレーしないことを明らかにしている。一方でサンパウロの会長は『私は彼と2度話したが、今は家族がどのような決断を下すのかについて考えている。もちろん、獲得を望んでいる』と語った」とリポート。ただサンパウロは赤字を抱えており、現時点では大物選手を獲得するだけの余裕はないという。

 ブラジル代表の一員としてFIFA U20ワールドカップ優勝、ロンドン五輪銀メダル、FIFAワールドカップブラジル大会ベスト4という結果を残し、チェルシー在籍時にはプレミアリーグ優勝、UEFAヨーロッパリーグ制覇を成し遂げたオスカル。マネーゲームに発展する可能性もあるが、選手本人は家族の意向を最優先するかもしれない。