ボルシアMG所属の日本代表DF板倉滉には、MF堂安律の古巣であるPSVアイントホーフェンからの関心が報じられている。ただ、オランダ国内では板倉のPSV移籍に否定的な意見が挙がっているという。
ボルシアMGとの契約を、2026年6月まで残している板倉。今季ここまでブンデスリーガ全試合でフル出場するなど、守備陣の中心選手として活躍しているが、『ビルト』は11月18日に「ボルシアMGは板倉を手放したくないが、高額オファーが届けば冬に話し合うつもりだ。ただ1500万ユーロ(約24億6000万円)以下で売却は望んでおらず、適切な後釜を見つける必要がある」と今冬移籍の可能性を報じた。
くわえてドイツメディア『フランクフルター・ルントシャウ』は11月24日にPSVからの関心を報道。しかしオランダ紙『ED』は12月3日、PSVが板倉を獲得する可能性について、以下のように綴っている。
「PSVは板倉の獲得に慎重であるべきだ。1500万ユーロというボルシアMGの要求額と、来年1月で28歳という年齢を考慮すると、彼の獲得は危険だ。それに彼はボルシアMGで高額年俸を受け取っているので、決断は複雑になる。それでもボルシアMGが要求額を引き下げた場合、彼は依然としてPSVの獲得候補だ」
PSV移籍にあたり、高額年俸や移籍金、それに20代後半という年齢がネックになるという板倉。同選手の代理人も、ドイツメディア『フースバル』のインタビューで「冬の移籍はいつも非常に難しい」「彼はボルシアMGで何も問題を抱えていない」などと、シーズン途中での移籍に否定的な姿勢を見せているだけに、ボルシアMG残留に落ち着きそうだ。
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