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浦和からヘント移籍。伊藤敦樹デビュー期待も…渡辺剛巡り不安?

伊藤敦樹 写真:Getty Images

 浦和レッズからKAAヘントへ完全移籍の日本代表MF伊藤敦樹には、8月22日開催のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)プレーオフでデビューする可能性が浮上。一方、伊藤のチームメイトである日本代表DF渡辺剛はこの一戦を前に問題を抱えているようだ。

 ヘントは21日、UECLプレーオフ1stレグ・パルチザン戦の招集メンバーを発表。伊藤が加入後初めてメンバーに名を連ねたほか、GKシュミット・ダニエルやMF横田大祐もメンバー入り。一方、センターバックの主力選手である渡辺は急きょ招集外となった。

 これを受けて、ベルギーメディア『Voetbal』は「パルチザンとの重要な一戦で、絶対的なスターターが欠場」とリポート。渡辺がメンバー外となった原因を「病気でベルギーに残っている。ヘントは来週の2ndレグで、再び彼を頼りにできることを願っている」と綴っているが、具体的な症状を報じていないだけに、同選手の状態が心配される。

 渡辺は2021年12月にFC東京からKVコルトレイクへ完全移籍。2022/23シーズンにベルギー1部リーグ全試合でフィールドプレーヤー唯一のフルタイム出場を成し遂げると、2023年6月にコルトレイクからヘントへ完全移籍。2023/24シーズンもAFCアジアカップ参戦期間を除きほぼ全試合でフル出場していた。

 一時移籍の可能性が報じられたものの、ヘントの一員として2024/25シーズンに臨んでいる渡辺。新指揮官からも守備陣の中心選手として期待されているだけに、同選手を欠くことは、ヘントにとって大きな不安材料となりそうだ。

 なお、ベルギーメディア『Het nieuwsblad』によると、ヘント所属のセルビア代表FWステファン・ミトロヴィッチが伊藤に言及。「彼はフィットしているし、フィジカル面でそれなりに準備ができている。彼のプレーを見れば分かるが、ボールを持つことに慣れているね」と期待を寄せるなど、同選手のデビューを望んでいるという。