プレミアリーグ リバプール

リバプール在籍中にイングランド代表「背番号10」をつけた6選手

元リバプール FWエミール・ヘスキー 写真:Getty Images

エミール・ヘスキー(2000-2004)

2000年にレスターからリバプールに加入したFWエミール・ヘスキーは、同クラブで通算223試合に出場し60ゴール26アシストを記録。2002/03シーズンに、イングランド代表の10番を着用した。

フィジカルに優位性を持っていたヘスキーは、将来有望なストライカーとしてリバプールに加入。クラブが歴史的な3冠(UEFAカップ、FAカップ、リーグカップ)と2つのタイトル(翌UEFAスーパーカップ、FAコミュニティ・シールド)を獲得した2000/21シーズンには、56試合出場で22ゴールを決め、期待値を超える活躍でチームの勝利に貢献した。

上述の5タイトルの他に、2003年にもリーグカップ優勝を果たしている。


元リバプール MFスティーブン・ジェラード 写真:Getty Images

スティーブン・ジェラード(1998-2015)

幼少期からリバプールのアカデミーで育ったMFスティーブン・ジェラードは、同クラブで通算710試合で186ゴール145アシストを記録。2007年と2009年に、イングランド代表の10番を着用した。

リバプールにとって歴史的なシーズンとなった2000/01シーズンにレギュラーとして活躍し始め、2003/04シーズン途中からキャプテンに就任。サポーターからも愛されたジェラードは、在籍した17シーズンで17個の個人タイトルと9つのチームタイトルを獲得した。

ジェラードの功績を示すものとして最もふさわしいのが、イングランドサッカー殿堂(2017年)とプレミアリーグ殿堂(2021年)の受賞だ。前者はイングランドサッカーにおいて顕著な活躍が認められた選手および指導者を表彰するものであり、後者はプレミアリーグが個人に与える栄誉で最高峰の賞であり、並外れた成功を収めて多大な貢献をしたことを意味する。


リバプール DFトレント・アレクサンダー=アーノルド 写真:Getty Images

トレント・アレクサンダー=アーノルド(2023)

最後に冒頭で紹介したDFトレント・アレクサンダー=アーノルドである。6歳からリバプールに所属し、18歳の2016年10月にトップチームデビューしたアーノルドは、同クラブで通算273試合で16ゴール71アシストを記録。2023年に、イングランド代表の10番を着用した。

2017/18シーズンから徐々に出場機会を増やしたアーノルドは、同シーズンにリバプールの最優秀若手選手に選ばれた。翌2018/19シーズンには12アシストを記録し、プレミアリーグ所属ディフェンダーにおけるシーズン歴代最多アシスト記録を更新。

さらに同シーズンCL準決勝2ndレグのバルセロナ戦(2019年5月7日)で、相手の意表をついたコーナーキックでアシストを記録。チームを2年連続の決勝進出に導くと、その決勝トッテナム・ホットスパー戦(2019年6月1日)では攻守において存在感を発揮し、14年ぶりの優勝に大きく貢献した。

翌2019/20シーズンには13アシストで、自身が持つプレミアリーグ所属ディフェンダーにおけるシーズン歴代最多アシスト記録を更新し、プレミアリーグ、FIFAクラブワールドカップ、UEFAスーパーカップのタイトルを獲得。同シーズンのPFA年間最優秀若手選手賞を受賞した。

翌2020/21シーズンは、CLグループステージ最終節のミッティラン戦(2020年12月10日)でリバプールにおけるCL史上最年少キャプテン記録(21歳63日)を更新。地元リバプールで生まれ、U-16やU-18チームで主将を務めてきた経歴から、将来のキャプテンとして期待されている。

上述したタイトルに加え、UEFAスーパーカップ(2019)、リーグカップ(2021-22)、FAカップ(2021-22)、FAコミュニティ・シールド(2022)を獲得している。

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名前おれお
趣味:サッカー観戦
好きなチーム:リバプール

プレミアリーグを中心に週に2、3試合サッカー観戦しています。応援しているのはリバプールで、好きな選手はロベルト・フィルミーノです。

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