東日本大震災から12年が経過する中、埼玉栄高校サッカー部員による犠牲者への言葉が炎上。インフルエンサーの滝沢ガレソ氏も反応するなど、学校側が対応を迫られる事態に発展している。
170万人以上のフォロワーを持つ滝沢ガレソ氏は11日深夜、1本の動画を投稿。動画では、ひとりの埼玉栄高校サッカー部員がカメラに向かって「東日本大震災のこえを観てる方、生きていてとても嬉しいです。また死んでしまった人はお墓で聞こえないと思うが、ほんとに悔しいです」と発言。最後には犠牲者への侮辱と解釈可能なコメントを残している。
また同氏は、1本の動画とともに動画の撮影者と埼玉栄高校サッカー部のインスタグラムアカウントのURLを掲載。「こんにちは!埼玉栄高校サッカー部の生徒さんがインスタで東日本大震災を生き抜いた方、亡くなった方に哀悼のメッセージを公開されていますが、炎上しそうなので消させた方がいいかもです!取り急ぎご報告まで!」と、学校側に対応を迫っている。
この投稿には「日本の恥」、「発言内容に理解できない」、「名誉棄損だろ」、「冗談では済まされない」、「震災当時は幼くて物心がついてなかったかもしれないけど、人の命を侮辱したりするのは良くない」といった批判が殺到。
「埼玉栄高校は会見開いて、謝罪する必要がある」、「サッカー部、無期限活動自粛ではなく廃部を!」、「埼玉栄高校サッカー部、これで廃部とかになったら後悔するんだろうな」と、学校側の対応やサッカー部の今後に関するコメントも数多く寄せられている。
また若者によるSNS投稿で炎上するケースが相次いでいることから、「ネットリテラシーって大切」、「道徳教育とネットリテラシー教育必須」、「学校できっちり教える必要がある」と学校教育の根本的な見直しを求める声もある。
なお埼玉栄高校サッカー部は、チームスローガンとして「DO MY BEST~日本一の努力をせよ~」を掲げており、チームスローガンの内容について「建学の精神を基に部活動を通じて礼節を学び、体力および技術の向上と人間形成を図ることを目的とし、常に目的意識を持ち、自ら日々努力し、目標の達成に向けて挑戦していく態度を培う」と公式サイトを通じて説明している。
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