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久保建英に新たな移籍先候補が!レアルはムバッペ獲得資金調達で大量放出か

久保建英 写真:Getty Images

 RCDマジョルカ所属の日本代表MF久保建英(20)は、今季終了後にレアル・マドリードへ復帰する可能性が伝えられている。しかし、レアル・マドリードはパリ・サンジェルマン所属のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(23)獲得を目指す中、久保建英をはじめ数選手を売却候補に含めているようだ。18日、イギリスメディア『90min』が伝えている。

 同選手は昨年の東京五輪男子サッカー競技終了後、レアル・マドリードからRCDマジョルカへ1年レンタルにより再加入。一時負傷により戦列を離れていたが、昨年11月末に復帰するとルイス・ガルシア前監督のもとでコンスタントに先発起用されていた。しかし、先月下旬に元日本代表監督のハビエル・アギーレがマジョルカ指揮官に就任すると出場機会が減少。今月に入ってリーグ戦3試合つづけてベンチスタートとなっている。

 そんな久保建英の去就については、レアル・マドリードの専門サイト『デフェンサ・セントラル』は先月12日、レアル・マドリードがウェールズ代表FWガレス・ベイル(32)の後釜として久保建英を来季の構想に含めていると報道。近日中にもクラブ幹部が選手サイドとの会談を行う可能性があると伝えていたが、完全移籍での放出に踏み切る可能性も報じられている。

 その中、『90min』は「レアル・マドリード、新戦力獲得の前に“売却”する必要がある」という見出しのもと、レアル・マドリードの補強計画に関する特集記事を掲載。「レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、カルロ・アンチェロッティ監督に対して新しい選手と契約したければ、何人かの選手を売却しなければならないと警告した」と説明している。

 そしてムバッペ獲得を目指す際の売却候補として、ベイルやスペイン代表MFイスコ(29)やブラジル代表DFマルセロ(33)の名前を列挙。さらに「レアル・マドリードはダニ・セバージョス、ルカ・ヨビッチ、エデン・アザールといった選手を売却することで1億ユーロ近くを調達したいと考えており、若手の久保建英、ブラヒム・ディアス、ヘイニエルも売却候補に挙がっている」と説明している。

 一方スペインメディア『El Gol Digital』の報道によると、久保建英の新天地候補としてレアル・ソシエダが浮上しているとのこと。これによると、レアル・ソシエダは元スペイン代表MFダビド・シルバ(36)に今季限りで退団する可能性がある模様。ダビド・シルバの後釜として、久保建英がレアル・マドリードからのレンタル移籍により加入する可能性があるようだ。

 日本代表でも出場機会を減らしている久保建英。FIFAワールドカップ・カタール大会出場を目指すにあたり、選手サイドが今季終了後にどのような決断を下すのか注目が集まる。