Jリーグ サガン鳥栖

「決断を尊重して」鳥栖MF松岡大起の清水移籍に朴一圭は…

サガン鳥栖のホーム・駅前不動産スタジアム 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖でプレーしていたMF松岡大起は、清水エスパルスへの完全移籍を決断している。クラブの中心選手として期待を寄せられる中でのサガン鳥栖退団には、サポーターから驚きの声があがっているが、正守護神のGK朴一圭が同選手にエールを送っている。

 現在20歳の松岡大起は、サガン鳥栖の下部組織で早くから頭角を現すと、年代別の日本代表にも選出。そしてルイス・カレーラス元監督のもとで2019シーズンのJ1リーグ開幕節・ヴィッセル神戸戦で2種登録の選手ながら先発メンバーに抜擢されると、6月にトップチームへ昇格。サガン鳥栖の下部組織出身の最高傑作として、サポーターが大きな期待を寄せられる中、今季は副キャプテンという立場でここまでJ1リーグ21試合に出場していたが、今月2日に清水エスパルスへの完全移籍が正式に決まった。

 本人は移籍を決断するまでの葛藤をサガン鳥栖のクラブ公式サイトで明かしている。その中、戦友の朴一圭は公式発表直後にSNSを更新。松岡大起の完全移籍について「大起の移籍。大起がこの決断をするまでにどれほど悩んだかを間近でみてきました。何度も相談にのっていてその中で大起自身が考えぬいて決めた結果です。大起と一緒にいた時間は決して長くはないですが、それでも大起がどれほどサガン鳥栖を愛し、誰よりもチームの為に走ってる事を僕だけではなくサポーターの方々も知っているはずです」

 「大起自身の夢や目標の為、1人のサッカー選手としてチャレンジすると覚悟を持って決めた決断を尊重して理解してあげてください。大起頑張れ!!俺も負けないぞ。清水エスパルスの皆さん大起をよろしくお願いします」とコメント。これにはサガン鳥栖のサポーターから朴一圭に対する感謝の言葉が寄せられている。