ローマで2020/21シーズンまで指揮を執っていたパウロ・フォンセカ氏は、メジャーリーグサッカー(MLS)に所属するアトランタ・ユナイテッドの監督に就任することがほぼ確実となっているようだ。31日、アメリカメディア『ジ・アスレチック』が報じている。
フォンセカ氏は2019年夏のクラウディオ・ラニエリの後任としてローマ指揮官に就任。2019/20シーズンをセリエA5位で終えていたが、2020/21シーズンは終盤に勝ち点の取りこぼしが目立ち、UEFAヨーロッパリーグの出場圏外の7位で終了。ローマはフォンセカの退任を発表するとともに、ジョゼ・モウリーニョ氏を招へいしている。また、フォンセカ氏は6月にトッテナム・ホットスパーの指揮官就任に迫っていたが、年俸面で合意に至らず、交渉は破談に終わっていた。
一方、アトランタ・ユナイテッドは今季のイースタン・カンファレンスでここまで16試合を終えて勝ち点14の獲得にとどまっている。また、先月下旬にはアルゼンチン人のガブリエル・エインセ監督の解任に踏み切っていた。
その中、フォンセカ氏は現在アトランタ・ユナイテッドの首脳陣と交渉を行っている模様。先月29日にクラブ幹部と会食を行い、翌日にはクラブの練習場を視察に訪れていることから、エインセ監督の後任としてアトランタ・ユナイテッドを率いるものとみられる。
これまでシャフタール・ドネツクやローマで結果を残してきたフォンセカ氏は、自身の指導者キャリアにおいて初めてヨーロッパ圏外のクラブで仕事をすることになりそうだ。
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