ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

バイエルン、フリック監督につづきクローゼ氏も今夏退団へ。現役時にドイツ代表でW杯優勝

ミロスラフ・クローゼ  写真提供: Gettyimages

 バイエルン・ミュンヘンのハンス=ディーター・フリック監督は17日に行われたブンデスリーガ第29節・ボルフスブルク戦後のメディアインタビューにおいて、今季限りでの退団の意思を明かしているが、アシスタントコーチを務めるミロスラフ・クローゼ氏もクラブを離れるようだ。18日、ドイツ紙『キッカー』が伝えている。

 フリック氏は昨季途中からバイエルンで指揮を執ると、ブンデスリーガ、DFBポカール(ドイツ国内カップ戦)、UEFAチャンピオンズリーグの3冠を達成。また、今季はUEFAチャンピオンズリーグではベスト8での敗退となったが、リーグ戦では29試合を終えて勝ち点68を獲得。2位のRBライプツィヒとは7ポイント差をつけており、タイトル獲得に近づている。

 しかし、同監督はハサン・サリハミジッチSD(スポーツディレクター)と間に問題を抱えていると以前から伝えられている中、2023年6月まで残している契約を今季終了後に打ち切ることをすでに選手やチーム関係者に伝えたことが明らかになっている。

 これに加えて、昨夏よりトップチームでアシスタントコーチを務めているクローゼ氏もバイエルン退団の意向を固めた模様。クローゼ氏は現役時代にバイエルンやラツィオでプレーしているほか、ドイツ代表の一員として2014年に行われたFIFAワールドカップ・ブラジル大会でチームの優勝に大きく貢献。引退後はドイツ代表のスタッフを務め、2018年から古巣バイエルンの下部組織やトップチームの指導にあたっていた。

 昨季に3冠を達成するなど多くのタイトルを手にしているバイエルンだが、現場のスタッフと首脳陣の間で大きな問題を抱えているかもしれない。