日本代表DF長友佑都とDF酒井宏樹を擁するオリンピック・マルセイユは26日、元アルゼンチン代表指揮官のホルヘ・サンパオリ氏の招へいを公式発表している。
サンパオリ氏は2018年6月に開催されたワールドカップ・ロシア大会にアルゼンチン代表監督として臨んだものの、一部選手との確執もありベスト16で敗退し解任。同氏は今季からアトレチコ・ミネイロを率いると、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)で3位に導くなど好成績を残していた。しかし、シーズン終了後にクラブ首脳陣と会談を行い、今年12月に満了を迎える現行契約を双方合意のもと解消していた。
一方、マルセイユは今季、UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージで1勝5敗に終わりグループステージ敗退となると、リーグ戦でも25試合を終えて勝ち点38の獲得にとどまっている。また、2月上旬にはアンドレ・ビラス・ボアス監督が記者会見においてクラブ首脳陣の補強方針を批判したことにより、元ユベントス指揮官のマウリツィオ・サッリ氏にコンタクトをとるなど、監督交代にむけた動きを見せていた。
なお、マルセイユは28日に2位のオリンピック・リヨンとの対戦を控えている。クラブを取り巻く状況が悪化する中、ワールドカップの舞台を経験した過去を持つサンパオリがどのようなかじ取りを見せるのだろうか。
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