セリエA トリノ

イタリア代表FWベロッティ、トリノとの契約延長交渉は停滞。会長からの苦言も

アンドレア・ベロッティ 写真提供:Gettyimages

 トリノのイタリア代表FWアンドレア・ベロッティは新契約締結に近づいているようだ。4日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在27歳のベロッティは2015年夏にパレルモからトリノに加入すると、前線でレギュラーに定着。直近2、3シーズンでは一時期不調に悩まされることもあったが、今季はここまで公式戦20試合に出場し10ゴール6アシストをマークするなど本来のパフォーマンスを発揮している。

 同選手とトリノの現行契約は2022年6月に満了を迎えるが、現時点で契約延長の公式発表は行われていない。その中、トリノのウルバーノ・カイロ会長は「ベロッティは2015年から我々とともにいる。一度契約期間を延長しているが、我々としては再度契約を結び直すつもりだし、彼にとって非常に有利なオファーを提示した。彼はこのオファーに納得しなければいけないし、そうなることを私は望んでいる」とすでにオファーを提示していることを明言。

 また、同会長は「彼がここに来てから2シーズンつづけて9位となったが、昨シーズンや今シーズンは下位に沈んでいる。それでも我々はつねに良いチームを作り上げてきた。財政面で最大限の努力をしているし、ここに残るモチベーションが彼にあるのか様子を見よう」とコメントを残している。

 ベロッティの去就を巡っては、2017年夏にミランが移籍金6000万ユーロ(約76億円)による獲得オファーを提示している。また、一部メディアの報道によると今夏にミランが再度獲得にむけて本格的な動きを見せる可能性があるようだ。