明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪が獲得に近づいているベトナム代表GKダン・バン・ラムはタイの強豪ムアントン・ユナイテッドとの契約を解除したようだ。
ロシア系ベトナム人であるダン・バン・ラムは2019年2月にベトナムのハイフォンFCからムアントン・ユナイテッドへ加入。移籍1年目から正守護神に定着すると、2020シーズンはここまでリーグ戦12試合に出場しているが、移籍の可能性が飛び交い始めた12月中旬以降はベンチ外となると、年明け以降は全体トレーニングに姿を見せていなかった。
同選手の去就を巡っては、タイ国内のクラブのみならずロシアや日本のクラブも関心を寄せる中、セレッソ大阪が争奪戦を制したと報道。ダン・バン・ラムの取引においてセレッソ大阪はムアントン・ユナイテッドとクラブ間合意に達したものとみられていた。
ダン・バン・ラムはムアントン・ユナイテッドとの契約期間を2021年まで残しているが、同選手の代理人は12日夜、自身のインスタグラムアカウントにおいて金融面で違反があったとして国際サッカー連盟(FIFA)の規定に基づき同クラブとの契約解除を行ったことを発表した。ただ、この金融面での違反に関する具体的な内容については明らかにしていない。
もし仮にムアントン・ユナイテッドとの契約解除が正式に認められたらセレッソ大阪はフリーでの獲得が可能になるが、選手サイドとムアントン・ユナイテッドとの間に問題を抱えていることに対して疑問を抱くファンも多いことだろう。
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