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横浜F・マリノス、エリキが電撃退団…中国クラブが3億円で獲得確実に

横浜F・マリノスのホーム 日産スタジアム 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスに昨年末までレンタル移籍により在籍していたFWエリキは、中国スーパーリーグの長春亜泰足球倶楽部に加入することが確実になったようだ。12日、ブラジルメディア『UOL』がこれを伝えている。

 エリキはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のパルメイラスから2019年8月に横浜F・マリノスへレンタル移籍により加入。J1リーグ12試合で先発出場し8ゴール4アシストと持ち前の得点能力を発揮し、リーグ優勝に大きく貢献。昨季は25試合の先発出場で15得点をあげていた。

 同選手の去就を巡っては、年明けに複数のブラジルメディアが横浜F・マリノスへの完全移籍にむけたクラブ間交渉が順調に進んでいると報じていた。ところが長春亜泰が移籍金として250万ユーロ(約3億1700万円)を支払い90%の保有権を買い取るという条件のもとオファーを提示し、パルメイラス側もこれを受け入れた模様。そして本人はすでに中国にむけて出発しているものとみられ、3年契約により正式にサインを交わすようだ。

 アンジ・ポステコグルー監督のもと2019年以来となるJ1制覇を目指す横浜F・マリノスで周囲から主力としての働きを期待されていたエリキだが、突然の退団劇にクラブ首脳陣は頭を悩ませているかもしれない。