明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスは25日午前、大分トリニータからDF岩田智輝を完全移籍で獲得したことを公式発表している。
岩田智輝は大分トリニータの下部組織から2016年にトップチームに昇格すると、J3リーグへの降格初年度という厳しい状況の中で片野坂知宏監督のもとリーグ戦で24試合に出場。その後、2018年にはJ2リーグで20試合に出場してJ1リーグ昇格に貢献すると、以降も主力としてチームを支え続けていた。
同選手は横浜F・マリノスの一員になったことについて「大分トリニータから来ました岩田智輝です。移籍は初めてで不安な気持ちとワクワクする気持ちがありますが、横浜F・マリノスのために、常に全力で頑張りたいと思います!よろしくお願いします」とコメントを残している。
一方、ユース時代から過ごしてきた大分トリニータを離れることについては「このたび、横浜F・マリノスに移籍します。小さい時からずっと大分で育ち、大分を離れるのは凄く寂しいです。小さい時からトリニータを見て来ました。初めて小学生の時にトリニータのJ1での試合を観戦し、あのピッチでサッカーがしたいと思い、プロになりピッチに立った時は凄く嬉しかったです。トップチームに昇格できたのも、今までご指導して下さった指導者の方々のおかげです。ありがとうございました」
「トリニータでの思い出はたくさんあります。J3優勝やJ1昇格、初のA代表など色々な経験をさせてもらいました。2種登録でJ2を戦ったシーズン、J3に落ちる瞬間のサポーターの皆さんの姿を見て、絶対に嬉し涙・笑顔・感動をこれからは増やしていこう!と思い、今まで戦ってきました。降格したJ3でもサポーターの方々は温かく熱い応援をずっとしてくれていました。そんなサポーター、スポンサー、応援して下さる方々のためにも絶対にJ1にトリニータを戻そうと思っていました」
「常に変わらず応援して下さるサポーター、スポンサーの方々、そして社長、西山GМ、片野坂監督、コーチ、トレーナー、チームスタッフ、フロントスタッフ、J3から今までトリニータに在籍した全ての選手のおかげで、今のトリニータがあり、今の自分があると思っています。感謝しかありません。先輩方が優しく厳しく常に良い雰囲気を作ってくれた、トリニータの雰囲気が大好きです!!」
「最後に、トリニータから海外というのが僕の目標でした。しかし自分の力不足で叶える事ができなくて、ユースの目標になる事、大分のサッカー少年達に夢を与える事ができず悔しいです。それでも、これからもっと活躍してみんなの目標になれるよう頑張っていきたいと思います。大分で過ごした日々は宝物です!トリニータ最高です、大分最高です、大好きです!ありがとうございました!!!!」と長文にわたり愛着のあるクラブへの別れを告げた。
なお、大分トリニータは同選手の壮行セレモニーを26日14時から昭和電工サッカー・ラグビー場Aコートで開催することも併せて発表している。
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