
MF:ベロン
フアン・セバスティアン・ベロンも、マイコン同様インテルに所属した時期もあった。しかし、彼が最も輝いたのは、パルマ時代とラツィオ時代だろう。
1998/1999シーズンのパルマには、ベロン以外にも、ジャンルイジ・ブッフォン、ファビオ・カンナヴァーロ、エンリコ・キエーザ、エルナン・クレスポなど、現在サッカー界のレジェンドと呼ばれるようになった選手が多く揃っていた。
彼らの大活躍によって、パルマはコッパ・イタリアとヨーロッパリーグで優勝し、CLでは4位にまで上り詰めている。当時のチームは未だに「奇跡のパルマ」と呼ばれ、中でもベロンは最も輝いた選手だったのだ。
ラツィオ(1999-2001)でも、ベロンは強い仲間に恵まれていた。ここでもコッパ・イタリアとヨーロッパリーグのタイトルを獲得し、ユベントスとの厳しい争いの末にスクデット(セリエA優勝)も手に入れた。

MF:カンビアッソ
インテルに所属した“ハゲ”の強者がやはり多い。エステバン・カンビアッソもマイコンと同期で、ネラッズーリのゴールデンチームのメンバーの1人。試合の読みとパススキルで多くの優勝に貢献した。
インテルで活躍した10年間(2004-2014)では、リーグ優勝5回、CL優勝、クラブワールドカップ優勝含め、16冠のタイトルを獲得している。
ネラッズーリ以外には、レアル・マドリード(2002-2004)、レスター・シティ(2014-2015)、オリンピアコス(2015-2017)でも活躍。
明るい性格で、アルゼンチン出身だがイタリア国籍も持ち、カンビアッソはイタリア国内のサポーター全員から愛されている。2009/2010シーズン、トレブル達成時にインテルの監督だったジョゼ・モウリーニョ(現在トッテナム・ホットスパーの監督)は彼についてこうコメントしている。
「カンビアッソの一番の特徴はハードワークです。やっているすべてのことに100%を出し切り、それが周りの選手全員に伝わります。これはインテルの強さの秘密の1つです」

MF:ジダン
1998年にフランス代表選手としてFIFAワールドカップ優勝を果たし、バロンドールまで受賞したジネディーヌ・ジダン(現在レアル・マドリード監督)。彼はプレーのエレガンスさ、パスの性格さ、素晴らしいドリブルスキルで、ユベントスとレアル・マドリード両チームにとってのレジェンドとなった。
ビアンコネーリ(ユベントスの愛称)では、CL優勝にはたどり着けなかったものの、フランスのボルドーからイタリアに移籍した1996年の夏からすぐに実力を発揮し、2シーズン連続でセリエA優勝を果たすなど、栄光の時代を迎えた。
ユベントスのサポーターは、1997年4月6日の喜びを忘れられないだろう。ジダンの素晴らしいパーフォーマンスによって、ミランのホームで1-6で勝利した日だ。
その後(2001年7月)ジダンはレアル・マドリードに移籍。4600万ポンド(およそ60億9000万円)という巨額な移籍金は、当時の史上最高額だった。
マドリードでは、ラウル・ゴンサレスやルイス・フィーゴといったスーパースター選手と組み、多くのタイトルを獲得。イタリアでは果たせなかったCLのトロフィーまで手に入れることができた。

MF:グラベセン
エバートン(2000-2005)やレアル・マドリード(2005-2006)などでプレーした元デンマーク代表のトーマス・グラベセン。
上記の選手と比べ、獲得タイトル数では完全に劣る(セルティック時代スコットランドリーグ優勝1回のみ)。しかし、どんなチームにもイレブンの中には図太く諦めない選手が必要だ。
グラベセンは優れたテクニックの持ち主でありながら、その激しいプレースタイルからは「狂犬」の愛称で呼ばれ、認められるようになった。
レアル・マドリードでは守備的ミッドフィールダーの役割を任され、チームのバランスは非常に安定した。チームの柱となると思われていたが、2006年8月、練習中チームメートであったロビーニョに危険なタックルを仕掛けたことがきっかけで、スペインを去ることになっている。
現在はサッカー界を離れ、アメリカのラスベガスでカジノを運営しながら、毎日ポーカーを楽しんでいると言われている。
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