Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

北海道コンサドーレ札幌チャナティップ・ソングラシン、特別インタビュー

チャナティップ・ソングラシン 写真提供:GettyImages

北海道コンサドーレ札幌のタイ代表MFチャナティップ・ソングラシンが、タイ人のポッドキャスター『TaLao』の独占インタビューに応じた。幸運にもTaLaoの許可を得て、フットボール・トライブではインタビュー日本語訳をお届けする。

このインタビューでチャナティップは、新型コロナウイルスが流行する中でのライフスタイル、2020年シーズンのJリーグ、最も印象に残った試合など、多くを語っている。また、プロになりたい子供たちへも熱いメッセージを届けている。

新型コロナウイルス中の生活、2020年シーズンについて

公式YouTubeアカウント「CHANA CHANNEL」をフォローしていますが、新しいアパートに引っ越ししたそうですね。最近の生活はどうですか?新型コロナウイルスの問題はあなたの生活にも影響を与えていますか?

元気です。最近は(コロナウイルスの影響で)生活が少し退屈ですが、日本はとても暮らしやすい国ですね。だた、もっともっとサッカーがしたいです。

毎日がループしているような感覚です。以前より少し遅めに起きて、朝食を食べてから日本語の勉強に励んでいます。その後、部屋でトレーニングをします。

残念ながら、家ではトレッドミルやフィットネスバイクなどがありませんので、筋トレがメインとなっています。時間がある時はビデオゲームで遊んだり、映画を見たり、音楽を聞いたりすることでリラックスしています。

チャナティップ・ソングラシン 写真提供:GettyImages

Jリーグのことを聞かせください。新型コロナウイルスの問題が発生してから、Jリーグは早い段階で2020年シーズンでは降格制度を適用しないことを発表しました。これに関して意見を聞かせてください。

どのクラブにとってもフェアーな話だと思います。

まず、新型コロナウイルスが生み出したこと状況は深刻です。不安や恐怖の中でプレーをすることは誰も望んでいないし、サッカーを楽しむことさえ難しくなると思います。

確かにクラブはサッカー協会の考えに同意して、今シーズンの降格はなくなりましたが、来シーズン5クラブが降格することとなります(注:順当にいけば、来シーズンの降格クラブ数は4チームになる見込み)。今シーズンに降格のリスクがなくても、次の年はとても厳しい戦いになると思います。

新型コロナウイルスの問題は、世界の全てのリーグに影響を与える深刻な問題です。Jリーグはこの問題と向き合って、誰にとっても平等な判断を下したと思います。

北海道コンサドーレ札幌に移籍してから4年目のシーズンを迎えています。札幌は2017年が11位、2018年が4位、そして前シーズン、クラブが少しつまづき、結果は10位でした。今年こそAFCチャンピオンズリーグ(ACL)への出場を手に入れるための一番重要なポイントは何だと思いますか?

北海道コンサドーレ札幌はACLへの出場をずっと目標にしていましたが、2018年その目標にギリギリ辿り着けなかったのでとても残念です。そして、前シーズンは良い結果を継続することができませんでした。

今シーズンはまだ1試合しかプレーしていませんから、これから先がどうなるかは読めません。今年のJリーグはレベルが高く、これからのことを予想するのは難しいことだと思います。

しかし、我々はどんなときでもベストを尽くそうとしています。サッカー選手として出場する全てのゲームに勝ちたいと思っています。そして、ACLでプレーすることは私の優先目標でもあります。そのためには私たちの前に現れるライバルよりも力があると信じ、勝つしかないのです。

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名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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