ナポリは今まで見たことがないような混乱に包まれている。このまま続くと、アンチェロッティ監督の計画が台無しになり、チームが結果出せなくなる恐れがある。
最近起きていることで、はっきりしていることは1つ。ナポリは内側から自爆している。そして、今クラブ内にある悪い雰囲気はそんな簡単に解決できることではない。
今シーズンはこの数年の中の1番酷い状況にある。セリエAでは11節しかプレーされてないのに、ナポリはすでにユベントスと11点差。シーズン開始前にスクデット争いに絡めると言われていたチームにとって、あり得ない結果です。
チャンピオンズリーグの結果はそんなに悪くないが、グループステージは残り2試合ある。今のナポリなら、何が起こるかはわからない。
デ・ラウレンティス会長はミニキャンプを命じる
なるべく早くこの状況から脱出したいデ・ラウレンティス会長は11月2日のローマ戦の敗北の後に選手たちにミニキャンプを命じた。
その一戦の後にデ・ラウレンティスはイタリアのラジオでミニキャンプの理由を説明した。「選手たちは集中ができていない。モチベーションはCLだけであっては行けない。どの相手の前にもベストを尽くさなきゃ」と。
監督、コーチングスタッフ、そして選手は会長の選択に反対だった。しかし、不満を持ちながら、彼の言うとおりをした。
11月5日のザルツブルク戦後に起きた事件
そして、11月5日にザルツブルク戦がやってきた。結果は1-1の引き分けだったが、プレーの内容はよかったし、ナポリはグループステージにいいポジションをキープできた。
その試合の後にはミニキャンプがもう行われないと思っていた選手たちの前に驚きを隠せないことが起きた。
選手たちが自分たちの車でスタジアムに向かっていたにもかかわらず、帰りには彼らをミニキャンプに連れて行くために、外でクラブのバスが待っていた。デ・ラウレンティス会長は選手たちを練習場の近くのホテルで泊まらせたかったそうです。
納得できなかった選手たちは会長の言うことを守らず、自分たちの車でそれぞれ自宅に戻った。唯一会長が決めていたホテルで泊まったのはアンチェロッティ監督とコーチングスタッフだった。
クラブの決めたことを守らないと言う風景はイタリアにもなかなか見れないものです。そして、クラブの人間はプレスの前に現れないので、クラブ内で起きている細かいことは未だに不明。
これからナポリはどうなる…
唯一知られていることはナポリの公式サイトで発表されたことです。「クラブの経営上の権利や財産、そしてイメージを守るためあらゆる法的手段も辞さない」。また、「合宿を課す間の規律管理をアンチェロッティ監督に一任した」と書かれていた。
確かに重い言葉が使われているが、選手たちには具体的にどんな罰が与えられるのが想像しにくい。シーズンの真っ最中で、20人の選手を訴えるのはまず無理な話だと思います。
イタリアのメディア「ガゼッタ・デロ・スポルト」は罰金の話をしている。そして、アンチェロッティ監督の首の発表が近いと言う話も出ました。しかし、クラブは公式的に未だに何のスタンスも取ってない。
代表ウィークの前にはジェノア戦があり、その後はミラン戦そしてCLのリヴァプール戦がある。その時まで今の状況が良くなることを願います。
コメントランキング