ローマ ミラン

ミラン、闘将ガットゥーゾは今季終了後まで続投か。今夏元ローマ指揮官招へいの可能性

元ローマ指揮官のエウゼビオ・ディ・フランチェスコ氏 写真提供:GettyImages

 ミランは現在チームを率いているジェンナーロ・ガットゥーゾ監督について、リーグ戦残り4試合の成績に関わらず今季終了後まで続投させるようだ。現地時間29日、イタリアメディア『メディアセット』が伝えている。

 ミランは年明け以降、3月中旬まで公式戦無敗を維持するなど好調だったが、3月17日に行われたインテルとのミラノダービーで敗れて以降、結果が伴わない時期を過ごしている。

 すると先週なかばに迎えたコッパ・イタリア準決勝2ndレグ・ラツィオ戦で0-1と敗れて大会を後にすると、28日に行われたセリエA第34節・トリノ戦でも後半に2失点を喫し、勝ち点を獲得することができなかった。

 そしてトリノ戦後、レオナルドSD(スポーツディレクター)やパオロ・マルディーニ氏らクラブ首脳陣とガットゥーゾ監督が90分間以上に及ぶ緊急会議を行っていたことから、同監督解任の可能性が取りざたされていた。

 しかしクラブ首脳陣はガットゥーゾ監督が残り4試合の指揮を執ることを決断。ただ来季については今季のリーグ戦での成績に関わらず、監督交代を行うことがほぼ確実となっているようだ。

 さらにガットゥーゾ監督の後任候補には、今年3月までローマを率いていたエウゼビオ・ディ・フランチェスコ氏の名前が早速あがっている模様。同氏は2017年夏にサッスオーロ指揮官を退任し、現役時代に所属していたローマに復帰すると、昨季は就任1年目にも関わらずチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4、セリエA3位と好成績を残している。

 なお、ミランはトリノ戦に敗れたことにより今節終了時点で勝ち点56の7位と来季欧州カップ戦出場圏外に転落している。ガットゥーゾ監督は果たして残り4試合において自らの手腕でどこまで挽回することができるのだろうか。