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ペリシッチ、今冬インテル残留へ 「適切なオファーが届いていない」

 インテルのピエロ・アウリシオSD(スポーツディレクター)はクロアチア代表MFイバン・ペリシッチの今冬放出の可能性がないと考えているようだ。現地時間29日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 ペリシッチの去就を巡っては、以前から本人がプレミアリーグ挑戦を望んでいると伝えられる中、昨夏にマンチェスター・ユナイテッド移籍間近に迫っていたものの、立ち消えとなりインテルに残留している。

 しかしこの冬の移籍市場では先週になりアーセナルが電撃獲得に乗り出す可能性が取りざたされるなど、再び去就不透明な状況となっている。

 またアーセナルは現在ウナイ・エメリ監督の構想外になっていると考えられている元ドイツ代表MFメスト・エジルを交換要員として用意している模様。しかしこれに関してはインテルが金銭のみを要求する構えを見せており、エジル譲渡の提案を拒否しているようだ。

 その中、インテルのアウリシオSDは「ペリシッチは国外移籍を望んでいる。しかし適切なオファーが届いていない。もし彼がここにとどまるのならば、彼がプロフェッショナルな姿勢でいることを私は期待する」と同選手の残留をほのめかす発言を行っている。

 また同SDは「インテルの移籍市場はすでに閉まっている。シメ・ブルサリコは(コンディション面で)問題を抱えていたし、セドリック・ソアレスの獲得によってカバーしている」と語っており、残りわずかとなった今冬の移籍市場においてエジルを含めた新戦力の獲得を行わないことを断言している。

 なおインテルはアーセナルに対して4000万ユーロ(約52億円)の移籍金を要求しているものとみられるが、どうやらペリシッチはシーズン後半戦もインテルにとどまることが既定路線となっているようだ。