
スペイン代表がUEFAネーションズリーグで好調だ。第1節はロシアW杯ベスト4のイングランド代表相手に敵地で勝利。第2節はロシアW杯準優勝のクロアチア代表相手にホームで6-0と圧倒的な強さを見せつけた。
そこで今回はスペイン代表の強さを支える中盤の選手層に注目。サッカーデータサイト『squawka』が特集した「我々が作る8つのユニークなスペイン代表の中盤」をご紹介したい。

1.チアゴ、ブスケツ、サウール
代表歴
セルヒオ・ブスケツ:108試合出場(今回招集)
サウール・ニゲス:11試合出場(今回招集)
チアゴ・アルカンタラ:31試合出場(今回招集)
ルイス・エンリケ監督がイングランド代表戦の先発メンバーに選出したのが、この組み合わせであった。
ブスケツは世界で最も優れたMFの一人であり、空間と時間を操れる類まれな能力を持っている。ビルドアップで重要な役割を担うことになるだろう。チアゴはブスケツよりもやや前でゲームメイク。ボールを前進させ、最終的なフィニッシュの局面にも関与する。そして、3人目は地球上で最も完璧な選手の一人であるサウール。バルセロナの香りにダイナミズムを加えられる選手だ。チームにエネルギーを注入し、攻守共に大きな貢献が期待できるだろう。

2.イスコ、ロドリ、ロベルト
代表歴
ロドリ:1試合出場(今回招集)
セルジ・ロベルト:4試合出場(今回招集)
イスコ:32試合出場(今回招集)
現時点で控えとなっている3選手。彼らもまた驚異的な才能の持ち主だ。ブスケツの後継者との呼び声高いロドリは、先駆者と同じ役割を担うことになる。イスコはロドリよりも攻撃的なポジションが主戦場。魔法のようなプレーで敵を幻惑するはずだ。典型的な10番であるイスコのために働く選手がもう1人必要だ。それがセルジ・ロベルト。ルイス・エンリケ監督の「お気に入り選手」であり、指揮官から高い評価を受けている。

3.ファブレガス、エレーラ、マタ
代表歴
アンデル・エレーラ:2試合出場
フアン・マタ:41試合出場
セスク・ファブレガス:110試合出場
3人の素晴らしい選手がプレミアリーグのベンチを温めている。彼らを忘れることは出来ない。アンデル・エレーラは守備的なボランチとして輝きを放ち、パートナーのセスク・ファブレガスとボールを巧みに動かすことが出来るはずだ。パスのレンジが異なる点も好材料だ。フィニッシュに至るまでの最終局面ではフアン・マタが仕事をしっかりこなすだろう。

4.コケ、マルティネス、パレホ
代表歴
ハビ・マルティネス:18試合出場
コケ:43試合出場
ダニエル・パレホ:1試合出場
今回の代表戦では、ハビ・マルティネスは怪我のため招集されていない。それでも彼は未だワールドクラスの選手だ。マルティネスをアンカーに置くことで、パレホとコケは高い位置どりをキープできるはずだ。前の2人にはスルーパスでの局面打開やロングシュートが(コケにはワイドの崩し)も期待できる。

5.セバージョス、ジョレンテ、ファビアン
代表歴
マルコス・ジョレンテ:0試合出場
ファビアン・ルイス:0試合出場
ダニ・セバージョス:0試合出場(今回招集)
代表での経験は乏しい3選手だが、その才能を疑う余地はないだろう。マルコス・ジョレンテはアラベスで素晴らしいプレーを披露していた。レアル・マドリードで出場機会を得られさえすれば、確実に違いを見せるだろう。ともにレアル・ベティスで才能を発揮したファビアン・ルイスとダニ・セバージョスもスペイン代表レベルに達している(セバージョスは2017年まで)。この3名がピッチ上で共存できれば、素晴らしいハーモニーを奏でるはずだ。彼らに一度ボールを明け渡してしまえば、守備側にとっては地獄を見ることになるだろう。

6.カソルラ、イジャラメンディ、トリゲロス
代表歴
アシエル・イジャラメンディ:3試合出場
マヌ・トリゲロス:0試合出場
サンティ・カソルラ:77試合出場
イジャラメンディは中盤底でのゲームメイクに優れた選手だ。マヌ・トリゲロスはイジャラメンディの機動力不足を補い、サンティ・カソルラはピッチ上のあらゆるエリアで創造性を発揮する。知性が高い3名の選手であり、ピッチ全体をカバーできるスタミナも兼ね備えている。試合を容易にコントロール出来るはずだ。

7.ビエラ、スベルディア、ロケ・メサ
代表歴
イゴール・スベルディア:0試合出場
ロケ・メサ:0試合出場
ジョナタン・ビエラ:1試合出場
多くの名選手を輩出してきたバスク地方。イゴール・スベルディアは偉大な先人たちへ仲間入り出来る才能を持っている。ラス・パルマスで印象的な活躍を見せていたロケ・メサがメトロノームのように正確に美しくゲームメイク。ジョナタン・ビエラは自由にライン間を漂いながら、守備陣に混乱を生み出すことが出来るはずだ。

8.フォルナルス、カマーチョ、グラネル
代表歴
イグナシオ・カマーチョ:1試合出場
アレックス・グラネル:0試合出場
パブロ・フォルナルス:1試合出場
堅実で守備的なMFであるイグナシオ・カマーチョ。スペクタルなプレーは期待できないが、確実にボールをダッシュしてくれる。ジローナで活躍するアレックス・グラネルは中盤でリズムを生み出し、マラガでも活躍したパブロ・フォルナルスは創造的なプレーを発揮できるはずだ。フォルナルスは守備のタスクを軽減すれば素晴らしいプレーを見せるだろう。
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