Jリーグ 横浜F・マリノス

Dr.TRIBE【試合診断書】Jリーグ第11節 横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ

大会:J1リーグ
カード:横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ
スコア:3-0
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審

横浜FM MOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):天野純、中町公祐

ダブルボランチが3-0の勝利に大きく貢献。攻撃面では積極的にペナルティエリア内へ侵入し、両者ともに1ゴールずつ記録。守備では攻から守への切り替えが早く、激しいプレスで起点を潰した。圧巻のパフォーマンスを披露した。

横浜FM THW(ザ・ハード・ワーカー):山中亮輔

ショートパスでのビルドアップ、前への推進力、鋭いクロスと攻守両面で活躍を見せた。左サイドからの攻撃はマリノスの生命線となっている。

横浜FM MDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):対象者なし

鹿島 MOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):対象者なし

鹿島 THW(ザ・ハード・ワーカー):レオ・シルバ

3失点目のシーンで中町を話してしまったことはいただけないが、圧倒的にボール奪取が巧みだった。タックルも7回全てを成功させた。鹿島には絶対に欠かせない選手だ。

鹿島 MDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ペドロ・ジュニオール

全く存在感がなかった。運動量も少なく、プレーに精彩を欠いた。連携面も大いに改善する必要がある。

横浜FM監督:アンジェ・ポステコグルー

先発メンバーに山田康太と伊藤翔を抜擢。ルヴァンカップで好パフォーマンスを見せていた山田は鈴木優磨を完全に抑え込むなど起用に応える大活躍。伊藤翔はウーゴ・ヴィエイラとの連携面に改善の余地があるが、よりストライカー色の強いトップ下として攻撃に厚みをもたらすことに成功した。支配率51%とポゼッションで苦しんだ面もあったが、5試合勝利なしの状況下での快勝は、今後のチーム運営にとっても大きな価値を持つだろう。

鹿島アントラーズ監督:大岩剛

試合の入りに気を付けたいと言っていたにもかかわらず、7分に失点し、21分には2失点目を許して試合が終わってしまった。前半途中から両サイドバックにできるだけ高い位置にとらせて、マリノスのサイドバックを押し込んだ変更はうまくいったものの、ペドロ・ジュニオールの起用には疑問を抱かずにはいられない。柔軟性に乏しく、またもや自慢の攻撃陣は鳴りを潜めた。

主審:木村博之

議論の余地がある判定がいくつかあった。それでも試合が荒れなかったのは試合の勝敗が早い時間帯に決したから。