代表チーム クロアチア代表

アイスランド猛攻もクロアチアに敗れグループステージ敗退

 日本時間27日に行われたワールドカップロシア大会グループステージ第3節、アイスランド代表対クロアチア代表の一戦は2-1でクロアチアが勝利を収めた。

 すでに決勝トーナメント進出を決めているクロアチアは、イバン・ラキティッチやマリオ・マンジュキッチを温存。一方のアイスランドは勝たなければ決勝トーナメント進出はない状況。

 試合前の予想通りクロアチアがボールを持ちながら、アイスランドがカウンターで勝機を見出す展開に。

 前半に多くのチャンスを作ったのはアイスランド。アルフレズ・フィンボガソンがポストプレーでボールを収め、サイドに流れたギルフィ・シグルズソンがクロスボールを供給して、クロアチアのゴールに迫る。

 ゴールが生まれずに試合は後半へ。依然試合の展開は変わらず、サイド攻撃からチャンスを作アイスランドだったが、先制したのはクロアチア。53分、左からの崩して中央へ折り返したボールに、後ろから飛び込んできたミラン・バデリがダイレクトボレー。叩きつけたボールがゴールに突き刺さり、クロアチアが先に試合を動かした。

 後がなくなったアイスランドはシグルズソンを中心に、ここまで無失点のクロアチアを攻め立てる。ビルキル・ビャルナソンに決定的なチャンスがあったものの、これも決めきれない。

 攻め続けるアイスランドは76分についに同点に追いつく。左サイドから中央に入れをボールを途中出場のデヤン・ロブレンがペナルティエリア内でハンド。このファウルで得たPKをシグルズソンが落ち着いて決めて1-1とした。

 さらに攻勢を強めるアイスランドは幾度となくシュートを放つものの、90分に失点。ショートカウンターから最後はイバン・ペリシッチが左足でシュートを突き刺して勝ち越した。

 最後まであきらめないアイスランドだったが試合はこのまま終了。クロアチアはグループ1位で決勝トーナメント進出を決め、アイスランドは惜しくもグループステージ敗退となった。