セリエA ユベントス

ドウグラス・コスタ、グレミオ時代に関する衝撃の過激エピソードを告白

 ユベントスのブラジル代表MFドウグラス・コスタは2010年までブラジルのグレミオでプレイしていた。その後、様々なクラブを渡り歩き現在に至る。その同選手がグレミオ時代の衝撃的な“逸話”を披露している。20日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 サッカーにおいて、二つのチームのファンたちが憎しみ合うことは珍しいことではない。しかし、残念なことにそれは時として極めて暴力的な形で爆発することがある。そして、もちろん選手たちもそのことを理解している。

 ドウグラス・コスタはYouTubeのチャンネルである『ピリャード』でグレミオ時代、2009年に起こった“事件”について語っている。それは最終節のグレミオ対フラメンゴの試合で起こった。

 この試合でグレミオはインテルナシオナルに優勝させないためにわざと負けることを“強いられた”という。インテルナシオナルとグレミオは因縁のライバル関係にある。

「前半45分に僕たちは得点を決め、前半終了時で1-1だった。ハーフタイムに、この得点だとインテルナシオナルが優勝すると教えられたよ」

「僕も右へ左へドリブルしたよ。でもゴールから遠い位置でね。難しい試合だった。僕らしくなく、全力も出せないのは気分がいいものではなかった」

 このように語る同選手だが、負ける試合をしなくてはいけなかった。そして、その理由は金銭に関するものではなかった。

「フラメンゴにも優勝がかかった試合だった。マラカナは満杯だったよ。(グレミオの上層部は)どのように試合してもいいといっていた。ただし自己責任でね」

「もし僕たちが勝っていたら、空港は占拠されていただろう。もし運よく出発できてもグレミオのファンたちは僕たちを殺そうとしただろうね」

 あまりにも衝撃的な発言で真偽を図るのが難しい。しかし、サッカーを狂おしいほどに愛する人たちにとってこのスポーツはそれほど重要な意味をもつのだ。それは選手たちにとっても同じである。

「インテルナシオナルに優勝を許すなんてグレミオのクラブ史上最大の汚点になっただろう。あれでよかったんだ」