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「難しいスタートだったが…」オナイウ阿道を地元メディア絶賛!新天地ですでに5ゴール

オナイウ阿道 写真提供: Gettyimages

 トゥールーズに所属する日本代表FWオナイウ阿道(25)はすでに新天地でレギュラーに定着している。その中、フランスメディア『LADEPECHE』は6日、同選手の軌跡を振り返っている。

 オナイウ阿道は明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスからトゥールーズへ完全移籍。7月24日に行われたリーグ・ドゥ開幕節・ACアジャクシオ戦でデビューすると、第2節・ナンシー戦以降は全試合で先発出場している。また、8月21日に行われた第5節・ディジョン戦から4試合連続でゴールをあげるなど、チームの上位躍進に大きく貢献。先月18日開催の第8節・グルノーブル戦では2ゴールをマークしていた。

 そんなオナイウ阿道について、『LADEPECHE』は「難しいスタートだったが、ディジョン戦のゴールをきっかけに4試合で5得点をあげるなど、ポジティブな流れを引き寄せた。特にル・アーブル戦では自身のゴールでチームに1ポイントをもたらし、バランシエンヌ戦でのゴールは勝利をもたらしている」とここまでのパフォーマンスを回顧。同選手の決定力がチームに好影響を与えていると主張している。

 なお、トゥールーズを率いるフィリップ・モンタニエ監督は先日、オナイウ阿道について「アジアからやって来た人が(ここの環境に)慣れるのにはだいたい6か月はかかる。そういうことを踏まえると、彼はとても早く(この環境に)溶け込んだというのが正しい」と異国の地における環境への適応能力を高く評価している。

 リーグ・ドゥ公式における9月の月間MVP候補にも名を連ねたオナイウ阿道だが、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選2試合を終えた後、再びトゥールーズでゴールを量産することが期待される。