ギリシャの強豪PAOKテッサロニキに所属する元日本代表MF香川真司(32)は、2012年夏にボルシア・ドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍した時の思い出を振り返った。19日、イギリス、マンチェスターの地元紙『マンチェスターイブニングニュース』が伝えている。
香川真司は2010年に明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪からドルトムントへ完全移籍すると、当時チームを率いていたユルゲン・クロップ監督のもとで主力に定着。数多くのゴールに関わるなど、攻撃陣に欠かせない戦力として絶大な信頼を寄せられていた。ドルトムントでさらなる成長を遂げた香川真司は、アーセナルをはじめ複数クラブから関心を寄せられる中、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍を決断している。
同選手はこの移籍について「オファーが届いていることを知った時は、(マンチェスター・ユナイテッドが)アーセナルやドルトムント、リバプールよりもビッグクラブであると思いましたね」とドルトムント残留や他クラブへの移籍よりも、マンチェスター・ユナイテッドに一員になることの方が魅力的に感じたことに言及。
そしてマンチェスター・ユナイテッドを率いていたアレックス・ファーガソン監督とのやり取りを聞かれると「クラブが望んでオファーを出したのか、それともファーガソン監督の希望によるものなのか知りたかったですし、僕の起用法で監督がどのような考えを持っているのかについても知りたかったです」
「ファーガソン監督とは空港で直接会いましたね。僕に対して望んでいることを話してくれました。僕自身英語があまり得意ではありませんでしたが、監督は明確なメッセージを僕に送ってくれましたよ」とマンチェスター・ユナイテッド移籍を決断するまでの過程でファーガソン監督との面談があったことを明かした。
なお、香川真司はマンチェスター・ユナイテッド加入1年目の2012/13シーズンに公式戦26試合に出場して6ゴールをマーク。UEFAチャンピオンズリーグをはじめ重要な試合での出場機会は少なかったものの、プレミアリーグ制覇に貢献している。
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