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神戸移籍望む声も…元バルサMFが母国復帰へ!中東クラブを2カ月で退団

バルセロナ在籍時のパウリーニョ 写真提供: Gettyimages

 バルセロナでプレーした過去をもつ元ブラジル代表MFパウリーニョ(33)は、今年7月にサウジアラビア1部のアル・アハリへ加入していたが、わずか2カ月で退団している。そんなパウリーニョには明治安田生命J1リーグに参戦することを望む声が上がっているが、どうやら母国復帰に向かっているようだ。19日、ブラジルメディア『LANCE!』が伝えている。

 パウリーニョは、2015年6月にトッテナム・ホットスパーから広州FC(旧広州恒大)へ完全移籍により加入。その後、2017年夏にバルセロナへ加入したものの、翌年にレンタル移籍により広州FCへ再加入。2019年には買い取りオプションが行使されたが、今年6月22日に退団が発表されていた。

 同選手は広州FC退団後、スペインメディアの取材でバルセロナ復帰を望むコメントを残していた。ただ、パウリーニョのもとにバルセロナからのオファーは届くことはなく、アル・アハリと年俸400万ドル(約4億4000万円)による3年契約を締結。先月19日に行われた第2節・アル・ハズム戦でデビューすると、いきなりキャプテンマークを巻いてゴールを決めていた。しかし、チームが開幕から5試合連続ドローと苦しい戦いを強いられる中、パウリーニョは今月17日開催の第5節・アル・ファトフSC終了後にクラブ首脳陣に対して退団の申し出ると、クラブは双方合意のもとで契約解除に至ったと公式発表している。

 そんなパウリーニョの去就を巡っては、SNS上でヴィッセル神戸や川崎フロンターレ、ガンバ大阪などへの加入を望むコメントが寄せられている。しかし、同選手はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のコリンチャンスの復帰に向かっている模様。コリンチャンス首脳陣はすでに選手サイドとの交渉を開始しているという。

 ただ、コリンチャンスは先月末に、アーセナルとの契約解除を行ったブラジル代表MFウィリアン(33)と年俸300万ユーロ(約4億円)による2023年12月までの契約を結んでいる。そのため、パウリーニョが2013年以来となるコリンチャンスへの復帰を果たすためには、減俸を容認することが必要だという見方が広まっている。