ラ・リーガ バルセロナ

バルサ、東京五輪スペイン代表から18歳MF除外要求も却下…ユーロで全試合フル出場

ペドリ 写真提供: Gettyimages

 バルセロナはMFペドリを東京五輪に臨むスペインU24代表のメンバーから除外するよう求めたが、スペインサッカー連盟(RFEF)はこれを却下したようだ。30日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』をはじめ複数メディアが報じている。

 ペドリは昨夏にUDラス・パルマスへのレンタル期間を終えてバルセロナに復帰。今季は公式戦40試合で先発メンバーに名を連ねるなどブレイクを果たすと、今年3月には18歳ながらスペインA代表に初めて招集されたことで大きな話題を呼んだ。

 また、同選手は現在スペインA代表の一員としてEURO2020に臨んでおり、グループステージ全3試合でフル出場。そして27日に行われた決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦でもフル出場し、チームの準々決勝進出に貢献している。

 一方、RFEFは6月29日に東京五輪に臨むスペインU24代表のメンバーを公式発表。この中にはペドリの他にバルセロナのDFオスカル・ミンゲサや今夏にマンチェスター・シティを退団してバルセロナへ復帰したDFエリク・ガルシアの名前が含まれている。

 これに対して、バルセロナはEURO2020と東京五輪の両大会参加による疲労蓄積を避けるためにも、ペドリの東京五輪メンバー除外を求めている模様。しかし、RFEFはバルセロナからの要求には応じない方針を固めているという。

 なお、スペインU24代表は7月17日にノエビアスタジアム神戸で日本代表との強化試合を行った後、グループステージでエジプト代表、アルゼンチン代表、オーストラリア代表と対戦する。

 東京五輪男子サッカー競技の決勝は8月7日に組まれているが、その1週間後にラ・リーガ2021/22シーズンの開幕を控えているだけに、バルセロナとしては中盤の主力であるペドリのコンディションを不安視しているはずだ。