明治安田生命J1リーグの柏レイソルは13日、日本代表GK中村航輔がプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のポルティモネンセへ加入したことを公式発表している。
中村航輔は2016年にアビスパ福岡へのレンタル移籍期間を終えて柏レイソルに復帰して以降、正守護神に定着。2017年にはA代表に初招集されるなど、将来の日本代表を担うゴールキーパーとして注目を集めている。ただ、今季はヴィッセル神戸で正GKを務めたキム・スンギュとのポジション争いを強いられたほか、9月に行われた明治安田生命J1リーグ第14節・清水エスパルス戦で負傷したこともあり、リーグ戦10試合の出場にとどまっていた。
同選手の去就を巡っては、清水エスパルスへのレンタル移籍により退団した日本代表GK権田修一の後釜としてポルティモネンセへ加入する可能性が昨年末から取りざたされていたが、1月中旬に正式にサインを交わしている。また、ポルトガル国内の複数メディアが報じるところによると、契約期間は2023年6月までの2年半であるようだ。
中村航輔は下部組織時代から10年以上にわたり在籍していた柏レイソルを離れることについて「このたび、ポルトガルのクラブに移籍することになりました。レイソルではジュニア時代から、本当に長い間、お世話になりました。チームメイト、監督やコーチ、スタッフの皆さん、サポーターの皆さんをはじめ、関わっていただいたすべての方々に感謝の思いでいっぱいです。自分はレイソルを離れることになりますが、柏レイソルがさらに強く、さらに輝くことを祈っています。自分も皆さんに良い報告ができるように新しいクラブで頑張ります。今まで本当にありがとうございました」とクラブ関係者やサポーターに対して感謝の気持ちを伝えた。
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