日本代表・海外組 Jリーグ

海外組・Jリーグ日本人選手ベストイレブン【2026年9月15日~20日】

木村卓斗(左)鈴木唯人(中)中野就斗(右)写真:アフロスポーツ

Jリーグ、欧州各国リーグに加え、9月15日・16日にはJ1の5クラブが参加するACLE(AFCチャンピオンズリーグエリート)、17日には町田ゼルビアが参戦するACL2(AFCチャンピオンズリーグ2)が開幕。さらにU-21世代で臨む大岩ジャパンが参戦中のアジア競技大会、欧州では日本人選手10人が挑むUEFAヨーロッパリーグ(EL)も開幕した。

ここでは、2026年9月15日〜20日の試合を対象に、欧州クラブ所属の日本人選手とJリーガーのパフォーマンスを最重視して「ベストイレブン」を選出する。リーグレベルの勘案は最小限に抑え、11人をピックアップした。フォーメーションは週ごとに変動するが、今回は【3-5-2】とする。


鈴木彩艶 写真:アフロスポーツ

GK鈴木彩艶(アストン・ビラ/プレミアリーグ)

その正確なキックはもはや“セットプレー”

9月19日:プレミアリーグ第5節/トッテナム vs アストン・ビラ/トッテナム・ホットスパー・スタジアム(アウェー)/2-3

アストン・ビラのGK鈴木彩艶は、先発フル出場し、前半21分に至近距離からのシュートを左足で防ぎ、直後の強烈なミドルを横っ跳びでセーブするなど、前半だけで複数の決定機を止めた。後半には自陣からの正確なロングフィードが追加点の起点となり、攻守両面で貢献。チームは終盤に2失点を喫したものの3-2で今季リーグ初勝利を挙げた。

ウナイ・エメリ監督は「われわれを救ってくれるGK」「そのために獲得した」と高く評価。現地メディアも前半の突出した守備を称賛した。ネット上では「鈴木のセーブがなければ勝っていなかった」との声が目立ち、代表合流前に存在感を示した一戦となった。今後も正確なキックとビルドアップ能力を生かしたプレーでチームの勝利への貢献が期待される。


本多勇喜 写真:アフロスポーツ

DF本多勇喜(清水エスパルス/J1リーグ)

逆転勝利を支えた最終ラインの一角

9月19日:J1第8節/清水エスパルス vs ジェフユナイテッド千葉/IAIスタジアム日本平(ホーム)/2-1

清水エスパルスDF本多勇喜は、先発でセンターバックに入り、前半にセットプレーから先制を許した展開から逆転勝利を収め、2026/27シーズンのリーグ戦初連勝に貢献した。スタッツではパス本数で上位に名を連ね、ビルドアップの起点としても機能。得点やアシストこそなく、先制点を許した点は課題として残る。

ただし、ホームで逆転勝ちを収めた試合でフル出場したことで、安定した出場と連動した守備は評価できる。決して派手なプレースタイルではないが、粘り強く守り、結果も伴った点を重視した。2026年に清水の監督に就任した吉田孝行監督と行動を共にする形でヴィッセル神戸から移籍してきた35歳のベテランDFの経験値がチームに安定感をもたらしている。


中野就斗 写真:アフロスポーツ

DF中野就斗(サンフレッチェ広島/J1リーグ)

A代表初選出直後のフル出場で無失点勝利

9月19日:J1第8節/アビスパ福岡 vs サンフレッチェ広島/ベスト電器スタジアム(アウェー)/1-0

日本代表に初選出されたタイミングでの公式戦でフル出場したサンフレッチェ広島DF中野就斗は、チームの無失点勝利に貢献した。前半は3バックの右、後半は4バックの右でプレー。試合は荒れ模様となり、相手は前半・後半にそれぞれ1人ずつ退場者を出した。数的優位になりながらも、なかなか得点が奪えない展開を最後まで守り切った。

得点自体は後半23分のMF東俊希によるものだが、右サイドの中野からのパスが起点となり、守備の安定とビルドアップの一端を担った。派手なハイライトは少ない一方、代表初招集直後にクリーンシート達成の実績は重要だ。


木村卓斗 写真:アフロスポーツ

DF木村卓斗(横浜F・マリノス/J1リーグ)

主力SB不在の中で今季初先発、無失点勝利に貢献

9月19日:J1第8節/横浜F・マリノス vs 水戸ホーリーホック/日産スタジアム(ホーム)/2-0

主力両サイドバックがアクシデントで欠場する中、登録はMFながらも右SBで今季初先発を任され、チームの完封勝利を支えた横浜F・マリノスDF木村卓斗。左SBにはMF鈴木冬一が同様に今季初先発で並び、急造の最終ラインながらクリーンシートを達成した。

得点は前半8分のDFジェイソン・キニョーネスのヘディングと、後半38分のMF山根陸の追加点で、木村個人の得点・アシストはなかったものの、急造DFラインで無失点に抑えた守備貢献は評価に値する。緊急起用で90分を耐え切った適応力はプラス材料。両SBのみならず、ボランチもこなす器用さと球際の強さも持ち合わせており、今後も様々なシチュエーションでの起用が見込まれる。


俵積田晃太 写真:アフロスポーツ

MF俵積田晃太(FC東京/J1リーグ)

圧巻の70メートルドリブル弾で3連勝の立役者に

9月19日:J1第8節/FC東京 vs 名古屋グランパス/国立競技場(ホーム)/1-0

FC東京のMF俵積田晃太は、後半11分、自陣でこぼれ球を拾い、左サイドおよそ70メートルを一気に駆け上がってカットインから右足で決勝ゴール。今季初得点でチームを3連勝、7戦無敗に導き、相手に退場者を出しながらの勝利を支えた。「自分のストロングがあの場面で出た」と振り返り、狙い通りのプレーだったと説明。J屈指のドリブラーとしての自信をのぞかせた。

ネット上では「独走ドリブルがエグい」「個の力で試合を決めた」と称賛が相次いだ一方、チームとしての得点パターンをさらに増やす必要性を指摘する意見もあった。代表経験もある22歳が結果を残したことで、今後の出場時間増と得点の量産が期待される。

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名前:寺島武志

趣味:サッカー観戦(Jリーグ、欧州5大リーグ、欧州CL・EL)、映画鑑賞、ドラマ考察、野球観戦(巨人ファン、高校野球、東京六大学野球)、サッカー観戦を伴う旅行、スポーツバー巡り、競馬
好きなチーム:Jリーグでは清水エスパルス、福島ユナイテッドFC、欧州では「銀河系軍団(ロス・ガラクティコス)」と呼ばれた2000-06頃のレアルマドリード、当時37歳のカルロ・アンチェロッティを新監督に迎え、エンリコ・キエーザ、エルナン・クレスポ、リリアン・テュラム、ジャンフランコ・ゾラ、ファビオ・カンナヴァーロ、ジャンルイジ・ブッフォンらを擁した1996-97のパルマ

新卒で、UFO・宇宙人・ネッシー・カッパが1面を飾る某スポーツ新聞社に入社し、約24年在籍。その間、池袋コミュニティ・カレッジ主催の「後藤健生のサッカーライター養成講座」を受講。独立後は、映画・ドラマのレビューサイトなど、数社で執筆。
1993年のクラブ創設時からの清水エスパルスサポーター。1995年2月、サンプドリアvsユベントスを生観戦し、欧州サッカーにもハマる。以降、毎年渡欧し、訪れたスタジアムは50以上。ワールドカップは1998年フランス大会、2002年日韓大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会を現地観戦。2018年、2022年は日本代表のラウンド16敗退を見届け、未だ日本代表がワールドカップで勝った試合をこの目で見たこと無し。
“サッカーは究極のエンタメ”を信条に、清濁併せ吞む気概も持ちつつ、読者の皆様の関心に応える記事をお届けしていきたいと考えております。

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