9月15日に行われたベルギー1部リーグ第7節のシント=トロイデンVV(STVV)対OHルーヴェンでは、GK小久保玲央ブライアン、DF谷口彰悟、DF小川諒也、MF山本理仁、MF藤田譲瑠チマ、MF伊藤涼太郎(いずれもSTVV)、DF大南拓磨、MF明本考浩(いずれもルーヴェン)が出場。8選手による日本人対決で話題を呼んだが、現地では日本人選手に対する否定的な意見が湧き起こっている。
ベルギーでプレーする日本人選手は増加傾向に。STVV経由でMF遠藤航(リバプール)、DF冨安健洋(アーセナル)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)と日本代表の主力に定着した選手がいるほか、DF町田浩樹はユニオンSGでプレーしながら、コンスタントに森保ジャパンに招集されている。
また今季のベルギー1部リーグでは、9月1日に行われたKVコルトレイク対STVVで、MF金子拓郎、MF高嶺朋樹、DF藤井陽也(いずれもコルトレイク)をはじめ9人の日本人選手がピッチに立ったことで話題に。日本国内で好意的なコメントが相次ぐ一方で、ベルギーメディア『HUMO』は「日本人選手が多くいると、我々のサッカーではなくなる。面白くない」「ベルギーにこれほど多くの日本人がいても誰も得をしない」「日本人選手とプレーするのが好きな人はいない」などとこき下ろしていた。
現地で日本人選手の多さに対して、一部から否定的な意見も挙がっているだけに、STVV対ルーヴェンでも試合中や試合後にネット上で「日本人選手ばかりで面白くない」「ここはベルギーなのに、なぜ日本人選手が目立っているんだ?」「日本人選手が嫌い」といった批判が。ベルギー国内クラブに対して「日本人選手ではなく、ベルギー人選手を獲得して育てるべき」「日本人選手を連れて来るのは止めてほしい」と注文を付けるファン・サポーターもいるという。
なおSTVV対ルーヴェンでは、STVVは2-1と勝利。決勝ゴールをアシストした山本や、セーブ連発の小久保が現地メディアから称賛されている。ベルギー国内クラブを経由してステップアップする日本人選手は多いが、現地では好意的に受け止められていないようだ。
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