プレミアリーグのアーセナルは、2022/23シーズン最も長い期間首位に位置し、クラブ歴代4位の勝ち点(84)を獲得しながら、惜しくも2位でシーズンを終えた。20年ぶりのリーグ優勝を目指す2023/24シーズンに向けては、いくつかの大型補強が報じられている。6月28日には、チェルシーからドイツ代表MFカイ・ハフェルツの加入が公式に発表された。
他にアーセナルへの加入が確実視されているのは、イングランド代表MFデクラン・ライス(ウェストハム・ユナイテッド主将)、 オランダ代表DFユリエン・ティンバー(アヤックス)。また、エクアドル代表MFモイセス・カイセド(ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン)の獲得を巡る高額な争奪戦も行われている。
ここでは、アーセナルに獲得候補選手たちが加わった後、2023/24シーズンにミケル・アルテタ監督が使用する可能性のある3つのフォーメーション(システム)について、英『デイリー・ミラー』の公開情報を元にまとめてみよう。
前線にハフェルツを配置【4-2-3-1】
新シーズンの予想フォーメーション1つ目のパターンは、アルテタ監督が2022/23シーズン開幕直後から中盤までの試合で多く使用した【4-2-3-1】だ。新加入のFWカイ・ハフェルツを、FWガブリエウ・ジェズスの代わりにセンターフォワード(CF)へ。FWブカヨ・サカとFWガブリエウ・マルティネッリを両サイドに配置する。
ハフェルツは、前所属のチェルシーで多くの時間CFでプレー。2020/21シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で勝ち越しゴールを挙げた際もその役割だった(対マンチェスターC:1-0)。フィールド内で効果的な動きをすることができるため、より経験を積み成長することで、トップクラスのストライカーになるだろう。
中盤は、MFマルティン・ウーデゴールをトップ下に、MFデクラン・ライスとMFトーマス・パーテイをダブルボランチとして起用するダイナミックな構成予想。パーテイはサウジアラビアへの巨額な移籍が噂されているが、それが完了しないことを前提とする。
バックラインは、ここで紹介する3つのパターンで全て同じである。2022/23シーズンと異なる部分で言えば、DFユリエン・ティンバーが加入すれば、DFベン・ホワイトとDF冨安健洋とともに右サイドバック(SB)のポジション争いが行われることだろう。
予想メンバー
- GK:アーロン・ラムズデール
- DF:ベン・ ホワイト、ガブリエウ・マガリャンイス、ウィリアン・サリバ、オレクサンドル・ジンチェンコ
- MF:デクラン・ライス、トーマス・パーテイ、マルティン・ウーデゴール
- FW:ガブリエウ・マルティネッリ、ブカヨ・サカ、カイ・ ハフェルツ
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