Jリーグ 町田ゼルビア

「町田・藤田晋社長凄い」元横浜FMエリキの契約内容話題。移籍金2.6億円

エリキ 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグ・FC町田ゼルビアは今年1月1日、かつて横浜F・マリノスでプレーしていたブラジル人FWエリキ(28)を中国1部・長春亜泰から完全移籍により獲得したと公式発表。エリキは今月24日から沖縄キャンプに合流しているが、同選手の契約内容や移籍金などがブラジルメディアなどによって報じられている。

 エリキは2019年8月にブラジル1部パルメイラスから横浜F・マリノスへ移籍。来日1年目からJ1リーグ12試合の先発出場で8ゴール4アシストとJ1優勝に貢献。2021年1月に横浜F・マリノスをレンタル移籍期間満了により退団し、長春亜泰へ完全移籍。長春亜泰でも主力選手として活躍し、2022シーズンの中国1部リーグでは8ゴール10アシストをマークしていた。

 同選手は長春亜泰との契約期間が2023年12月までと伝えられる中、FC町田ゼルビアへ完全移籍。ブラジルメディア『グローボ』の報道によると、FC町田ゼルビアは長春亜泰に移籍金200万ドル(約2億6000万円)を支払ったという。

 またエリキの関係者は今月26日にインスタグラムアカウントを更新した際、同選手がFC町田ゼルビアと4年契約を結んだことを明言。ネット上では「4年契約?」、「藤田晋社長すごいな!」といった声が上がっている。

 そのエリキは『グローボ』のインタビューにて「アジアでプレーするための扉を開いてくれた国に戻ることができて、とても嬉しいよ。J1リーグで優勝して、横浜F・マリノスの歴史に名を刻んだ日本のサッカー界に戻ることができて幸せだね」

 「日本では素晴らしい時間を過ごすことができたので、きっとまた幸せになれると思う。FC町田ゼルビアから提示されたプロジェクトが素晴らしかったので、この挑戦を受け入れることにしたんだ。FC町田ゼルビアの目標を達成するために、準備万端で臨みたい」とコメント。Jリーグ復帰に対する喜びをあらわにするとともに、2023シーズンへの意気込みも語った。

 FC町田ゼルビアは昨年12月、『株式会社サイバーエージェント』の代表取締役社長でありクラブオーナーの藤田晋氏が代表取締役社長に就任したと公式発表。J1昇格を最大目標に掲げる中、ファジアーノ岡山からカタールW杯オーストラリア代表FWミッチェル・デューク(32)を獲得するなど大型補強に動いていた。それだけにエリキの契約内容から、藤田晋社長のJ1昇格にかける本気度が伝わってくる。