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“三笘薫封じ”エクアドル代表DF国籍詐称問題決着!カタールW杯出場確定も…

バイロン・カスティージョ 写真:Getty Images

 FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表MF三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)は9月27日、キリンチャレンジカップ2022・エクアドル戦でDFバイロン・カスティージョとのマッチアップに苦戦していた。そのカスティージョは国籍詐称疑惑で注目を集めたほか、エクアドル代表のカタールW杯出場権はく奪の可能性が報じられる中、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が判決を下した。

 カスティージョは昨年9月2日のW杯南米予選・パラグアイ戦でエクアドル代表デビュー。W杯南米予選では8試合に出場したが、1995年7月25日に隣国コロンビアで生まれ、3年後にエクアドルで登録されたという調書が発覚していた。

 この問題を巡っては、チリサッカー連盟(FFC)がエクアドル代表のW杯出場権はく奪を求めて国際サッカー連盟(FIFA)に提訴。しかしFIFAは今年6月に「エクアドル代表に不正はなかった」として調査の終了を発表。これに対してFFCはFIFAの判決を不服とし、CASへ上訴していた。

 カタールのスポーツ専門局『ビーイン・スポーツ』など複数メディアの報道によると、CASはエクアドル代表のカタールW杯出場やカスティージョのプレー資格を認めたとのこと。ただ一方でエクアドルサッカー連盟(FEF)に対して、2026年のFIFAワールドカップ・南米予選での「勝ち点3はく奪」という処分を科している。

 エクアドル代表はカタールW杯南米予選を4位で終了。チリ代表やコロンビア代表、ペルー代表などとの争いを制して、W杯本大会出場権を獲得している。またカタールW杯開幕前にはイラク代表との強化試合に臨むほか、グループリーグではカタール代表、オランダ代表、セネガル代表と激突する。